清泉小だより

山の学校

 5年生は、6月4日~6日で山の学校に行ってまいりました。山の学校とは、普段できない生活体験をし、豊かで厳しい自然環境と向き合い、体を鍛え、自分自身を見つめることを目的とした宿泊学習です。

 有意義な3日間にするための目標として、「5分前行動」「自分から」「共につくる」「挨拶・返事・聞く」を心に留め、過ごしてまいりました。

 1日目は、峠の釜めしをいただいた後、諏訪湖間欠泉センターを見学し、諏訪教会で近藤神父様にお会いし、お話を伺いました。「キリスト教で最も大切なことは、神様を愛すること、そして、人を愛することです。自分よりも他の誰かのことを大事にしましょう。でも、人は弱いのでそのように行動できない時があります。だからお祈りするのです。」と仰っていました。

 諏訪教会の帰り道は、皆で足湯に入りました。

 その後は宿へ行き、森林についてのお話を、現役の木こりで森林インストラクターの先生に伺いました。日本の森林率や自給率、育林のサイクルや森林の多面的機能等について教えていただきました。子どもたちは熱心にメモを取りながら、話を聞いていました。質問タイムには、多くの手があがり、時間が足りなくなるほどでした。

 2日目は、いよいよ山登りです。霧ヶ峰連峰の最高峰、車山に挑戦しました。3名の地元ガイドさんにサポートしていただき、さらに長野清泉大学で山岳サークルを立ち上げた2名の学生さんがボランティアとして加わり、子どもたちを見守ってくださいました。標高1650mの八島湿原からスタートし、3時間ほどかけて山頂の1925mまで登り切りました。ラストスパートのかなり急な坂と険しい階段に苦しみながらも、最後の最後まで諦めず全員無事に登頂でき、子どもたちの表情は晴れやかでした。

 リフトで下山後、皆でカレーライスをいただき、黒曜石ミュージアムへ向かいました。長野県の黒曜石の歴史とともに矢じり(石鏃)づくりを教えていただき、1時間ほどかけて黙々と作業をして、職員さんに手伝っていただきながら仕上げることができました。

 夕食の後は、キャンプファイヤ―をしました。キャンプファイヤー委員が中心となり、「燃えろよ、燃えろ」「今日の日はさようなら」を歌ったり、「猛獣狩り」や「人間椅子」といったレクリエーションをしたりして、楽しみました。

 3日目は、鷹山ファミリー牧場での体験ランチがありました。乳しぼり体験と、牛肉ソーセージ作り、バター作りをして、お昼ご飯にいただきました。職員の方のお話で、「牛乳は牛の赤ちゃんのためのものを人間が横取りしてしまっています。牛は嬉しいとしっぽを振るし、悲しい時には涙を流す、感情のある賢い生き物です。お肉になりたいと思って生まれてきた牛なんていません。牛肉になった牛はもっと生きたかったと思います。畑のジャガイモやパンの原料の小麦も同じです。ですから、命に感謝して『いただきます』という心を忘れないでください。」と、命を頂く尊さについて考える貴重な機会をいただきました。

 2泊3日の山の学校でしたが、家族と離れて2泊するのは初めてという人もいたかもしれません。しかし、神様や友だち、先生に支えられ、3日間を乗り越えることができました。

 今回宿泊した八子ヶ峰ホテルでは、子どもたちが快適に過ごせるよう様々な心配りをしていただきました。美味しい食事や広いお風呂は、1日の疲れを癒してくれました。

 また、子どもたちは5分前行動を意識して余裕を持った行動ができていました。先を見通しながら準備をすることができたのだと思います。皆で声を掛け合って、協力したからこその結果です。今回の経験を糧に、これからの学校生活でも「自分から」「共につくる」を生かしさらに成長していけるよう、頑張ってまいります。

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