清泉小だより

2025年04月

1年生歓迎会

6年生主催の「1年生歓迎会」が行われました。

学校の皆が、84期生の入学を心待ちにしていました。(↑講堂の舞台背景)

↑2年生は呼びかけ「おめでとう1年生」と歌『フレンズ』を披露しました。

↑6年生は劇「大きなかぶ~自然教室~」を行いました。

2・6年生が呼びかけや劇を通して清泉小学校で大事にしている事を伝えてくれました。

↑1年生は『1年生になったら』を元気に歌いました。

教室に戻ってきてから、1年生は全校の皆さんからスケッチブックを、6年生が育てたモチ米でできた紅白餅を、入学のお祝いとしていただきました。

清泉小学校での6年間が素晴らしい日々でありますようにお祈りしています。

リャマさんのお迎え

2年生になり、今年の総合学習のテーマ決めをすぐに始めました。

「動物をお迎えして、一緒に過ごせたらいいな。」

そんな思いを多くの子ども達が抱いていました。毎日少しずつ話し合いを続け、最終的に2クラスとも「リャマと一年間を過ごしたい」とまとまりました。

一緒に過ごしてくれるリャマは、昨年に引き続きハニー君です。ハニー君の新たな一面を探していこう!その前に、仲良くなりたい!という思いで、お迎えの準備をしました。

4月21日、お迎え当日。

朝から、そわそわそわそわ。

トラックに乗ったハニー君が見えると、大喜びの子ども達でした。

リャマさんを小屋に入れ、お貸しくださる牧場の方にお礼の挨拶をし、リャマについていくつかお聞きしました。

その後、清泉小学校に来てくれた挨拶をしたいと、子ども達全員が一人一人触らせてもらいました。

仲良くなるためには、リャマが好きなニンジンをあげるのが一番!ということで、一人1スティックずつ、「よろしくね」の気持ちでプレゼントしました。

ニンジンを美味しそうに食べてくれるリャマさん、子ども達は大興奮。「ずっと一緒に居たい!」そんな思いを抱いた子どももいました。

帰りに「リャマくん、また明日ね!」と挨拶に行ったり、朝は教室に行く前に「おはよう!」と声をかけに行ったり、喜びいっぱいの2年生です。

翌日からは、リャマさんのためのお世話がスタートしました。小屋をきれいにしたり、チモシーをあげたりするなど、できることを一生懸命にしています。

リャマさんの健康を守るために自分たちでできることはなんだろう?各クラス、リャマさんのための話し合いが現在進行中です。

校長だより~ありがとうございます。フランシスコ教皇様~

イエス様のご復活、おめでとうございます。

さて、私たちのために、生涯をかけてイエス様のメッセージを届けてくださったフランシスコ教皇様が、昨日、帰天されました。

復活祭のミサにフランシスコ教皇様はお姿を見せられ、会衆に「ご復活おめでとうございます。」とおっしゃった次の日の帰天でした。復活祭は教会で最も大事にされる日で、イエス様は私たちとともにおられると、一緒に喜びを分かち合った後だったので、教皇様の帰天は、何か大きなしるしのように感じます。

教皇様は、「すべてのいのちが大切にされますように。世界が平和でありますように。」と願われ、世界各国に足を運んで、直接現地の人々と触れ合い、共に祈ってくださいました。
「みんな神様の大事な子どもです。」と、貧しい方々、難民の方々、戦争で苦しむ方々、自然災害で困難の中におられる方々に特に心を寄せ、励まし、「力を合わせて未来を築きましょう、夢と希望を持ちましょう。」と、力強くお話をされていらっしゃいました。

今から6年前の2019年には、日本を訪れてくださいました。東京ドームで行われたフランシスコ教皇様のごミサには、清泉小学校のその当時の児童や先生方もいっしょに与かりました。

来日されたときに若者たちにおっしゃった言葉、「世界はあなたを必要としています。神様はあなたを必要としています。」を心に留めて、皆で希望を持ってこれからも進んでまいりましょう。

フランシスコ教皇様、ありがとうございましたという気持ちを込めて、主の祈りとアヴェ・マリアの祈りを皆で唱えたいと思います。

入学式、1年生の様子

4月9日、満開の桜に囲まれ、新しい1年生84期69名が入学しました。

入学式の朝には、6年生が教室、廊下を飾り付けしてくださり、教室に入ってきた1年生からは「わあ!かわいい!」と声があがっていました。

 

「はい!」

ぴんと手を挙げ、真っ直ぐ立ち上がる姿はとても素晴らしく、1年生になった喜びを体いっぱい表現しているようでした。

入学式の日から、日記を書き始めました。長い鉛筆を持って、真剣にかいていました。

また、晴れた日には1年生全員で森で思いきり遊びました。

これからたくさんお友だちを作って、仲良く楽しく過ごしましょう。

校長だより~お友だちを大切に・誠実に~

皆さん、ご進級おめでとうございます。

鎌倉の街や清泉小学校の森が、桜で華やいでいます。新年度をお祝いしているようです。春本番の今日、皆さんは新しい学年になりました。

早速、クラス替えがありました。どきどき、わくわくしながら登校したことでしょう。神様が新しいお友だち、新しい先生と出会わせてくださいました。神様に感謝したいと思います。いよいよ2025年度の学校生活がスタートします。朝から、「一緒になったね、よろしく。」「なかよくしようね。」などいろんな声が聞こえましたよ。これからが楽しみです。

また、今年度から新しくなることの一つ目に、時間割があります。昨年度までの時間割と変わって、長くて6時間目までとなります。ですから、時間の区切りも変わるので、確認しながらやってまいりましょう。二つ目に1年生、2年生、5年生、6年生がベトレヘム組とナザレト組の2クラスになりました。それに伴ってお教室の使い方も変わります。慣れていってくださいね。

明日からは、1年生がこの清泉小学校に入学します。2年生の皆さん、いよいよお兄さん、お姉さんになります。心の準備はできていますか?
6年生の皆さん、1年生のときにその当時の6年生にしていただいたように、84期1年生にして差し上げましょう。ご恩送りをよろしくお願いいたします。
3年生、4年生、5年生の皆さん、1年生が困っていたら笑顔で助けてあげてくださいね。「お友だちを大切に」を合言葉に過ごしてまいりましょう。明日はこの講堂で、みんなで1年生69名を温かくお迎えし、入学をお祝いしたいと思います。

春休み中、先生は、オーストラリア語学研修の引率で、78期、79期生の25名と共にブリスベンに行って来ました。清泉の25名は、カトリック校St.Anthony’sprimaryschoolで現地のお友だちと共に学んだのですが、その時のことをお話しいたします。

清泉で学ぶ皆さんのように、St.Anthony’sprimaryschoolの皆さんもあいさつが上手でした。初めて会った日に早速、「Hello」と英語で挨拶をしてくれただけではなく、笑顔で「こんにちは」と日本語で手を振ってくれました。緊張していた清泉小学校の児童も、徐々にリラックスしていきました。「ようこそ」という気持ちが込められたあいさつは本当に温かく優しくて、素敵なプレゼントをいただいたようでした。

そんな温かさがあって、つながりを持ちたいという気持ちがオーストラリアの子ども達も清泉の子ども達も徐々に強くなりました。言葉は十分に伝わらなくても、目と目で、そしてジェスチャーで、お互い誘い合ってお休み時間に遊んだり食事をしたりしていました。

ある日、幼稚園の教室を訪ねて一緒にお面づくりをしたのですが、次の日、
「清泉小学校のお友だちをつねってしまったかもしれないから、幼稚園のお友だちがあやまりたいと言っています。どなたかそういうことをされた人はいませんか。」
と幼稚園の先生からお話がありました。思い当たる清泉小学校の児童はいなかったのですが、この学校でも「ごめんなさい」を大事にしていることを感じました。誠実な子ども達が多く感動しました。まさに「お友だちを大切に」を実践されているなと思いました。

そして、現地のお友だちやお世話になった先生方、ホームステイ先のファミリー、神父様とのお別れを惜しみながら帰ってきました。飛行機で8時間半かかる遠いオーストラリアで『世界のもう一人のお友だち』に実際に出会えたことにより、参加した児童は大きな喜びを感じたようです。

「お友だちを大切に」の言葉にあるお友だちとは、どなたのことなのでしょう。学校のお友だちはもちろん、それ以外にもおうちの方、先生方、お客様、登下校で出会う方々、直接お会いした方々だけでなく世界の方々、みんなお友だちです。みんなイエス様の大事な子どもです。イエス様はすべての方々を大事に思っておられ、みんなの中にイエス様がおられます。イエス様は特に弱い立場におられる貧しい人、寂しい思いをしている人、病に苦しむ人に手を差し伸べられました。そんなイエス様をお手本に、実行してまいりましょう。

イエス様は「互いに愛し合いなさい」そして「人からしてもらいたいことを、人にもしなさい」とおっしゃいました。お友だちの気持ちを思いやりながら、行動しましょう。

自分から温かい心を差し出すと自分も笑顔になるし、その心をいただいたお友だちも笑顔になります。そんな笑顔いっぱいの喜びあふれる学校にしてまいりましょう。

まずは、あいさつから始めましょう。初めて話すお友だちもいることでしょう。自分から進んで「おはようございます。」「こんにちは。」「さようなら。」が言えると、学校中が明るくなります。心がぽかぽかします。あいさつは、魔法の言葉です。

また、「どうぞ、ありがとう、ごめんなさい」そして、「いいよ」とお友だちを大事にする言葉を使うと、お互いのつながりが強くなります。とっても短い言葉ですが、心の底の想いがあふれる大事な言葉です。その言葉が出るか出ないかで、その人自身がどんな人か問われることがあります。特に「ごめんない」はなかなか出ないことがあります。うっかりしてしまうことは誰にでもあります。失敗はあたりまえです。そんな時は、誠実に自分の心に向き合って、ごまかさずに「ごめんなさい」が言えるといいですね。きっと許していただけるし、イエス様も心から喜んでくださいます。

「お友だちを大切に」をあいさつから始めて、誠実な心で、みんなが毎日笑顔で過ごせますように力を合わせてまいりましょう。

 

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