清泉小だより

その他

男子保護者会の様子をご紹介します

10月28日、男子保護者会が本校講堂で開催されました。大変有意義な時間となりました。

まず、「カトリック校で学ぶことの良さ」と題して、学校法人上智学院(上智大学、栄光学園、六甲学院、広島学院、上智福岡)中等教育担当理事の望月伸一郎先生の講演がありました。

「カトリック学校は、創立の時から想いがあり、神が中心の学校。どんな生徒も伸びようとする力をもっている。教育に必要なことは教え込むことではなく、伸びようとする生徒を信じその力を決して妨げないこと。神様から愛されたものとして、他の人と比べない。一人ひとりに素晴らしいものがあるから、その神から与えられたものを最大限に伸ばし育てる。また生涯を通してこの成長を続ける意欲と、伸ばされた才能を他者のために使うモチベーションを育てる。」

イエズス会学校の栄光学園で長年に渡り関わられた先生からのお言葉は、深く沁み通るものばかりでした。教員としても、多くを学ばせていただきました。

次に、同じくカトリック学校の静岡聖光学院入試広報部長、平本直之先生より学校紹介をしていただきました。
静岡の自然豊かな地で、温かい雰囲気の中、伸び伸び学校生活を送る生徒の皆さんの姿が大変印象的でした。

最後に、放課後支援学習でお世話になっています日能研プラネット(株)アトラス 星野貴之様から「私立・公立一貫中学校の歩き方」と題して、中学校を見学する際のチェックポイントを教えていただきました。

日本点字図書館見学(点字クラブ)

 7月30日(水)、点字クラブの5・6年生11名で、高田馬場にある日本点字図書館見学に行ってまいりました。

 日本点字図書館は、1940年(昭和15年)に故・本間(ほんま)一夫(かずお)先生がお創りになった、点字・録音図書の蔵書数が日本一多い私立図書館で、本校の点字クラブは毎年見学させて頂いております。

 今年の見学も、館長の立花(たちばな)明彦(あけひこ)先生が目の不自由な方が持つ白(はく)杖(じょう)や身の回りの点字について分かりやすくお話しして下さいました。また、町で困っている視覚障がい者の方をお見かけしたら、勇気を持って声をかけてほしいと話され、うなずきながら熱心にメモをとる子ども達でした。

 立花先生のお話の後は、職員の石井先生に館内を案内して頂きました。点字図書館の歴史に始まって、最新の点字タイプライターや地下の点字図書保管庫、晴眼者(せいがんしゃ)(=視覚障がいを持っていない人)と目の不自由な方がペアになって行う点字図書の校正作業など、普段はなかなか見られない場所も余すところなく見せて下さり、子ども達にとってとても良い学びになりました。

 清泉小学校の子ども達は、毎週金曜日にお弁当のおかずやデザートを我慢し、保護者の皆様の温かいご理解も頂きながら、その分のお金をチャリティーとして、ボランティア委員会が決めた様々な場所にお捧げしていますが、日本点字図書館にもお送りさせて頂いております。このご縁がこれからも続いていきますように。

 立花先生、石井先生、お忙しいところを本当にありがとうございました。

清泉女学院中学校の教員による出前授業

 2月14日(金)に清泉女学院中学校の教員による5年生を対象とした出前授業が行われました。

 当日は国語、数学、社会、理科、英語の5教科の授業が行われました。

 <国語>

 児童にとって馴染みのある2つの昔話を例に、昔話の共通項を見つけ出すことをしてみました。考えていくと、昔話には共通項が多いこと、物語のつくりが似ていることに気付きました。

 <数学>

 色画用紙を使って、メビウスの帯を作ってみました。初めて作った児童が多く、捻り方で変化する帯に興奮冷めやらぬ様子でした。

<社会>

 ボルダルールを体験する授業として、好きなアイスを決めていきました。普段とは違った決め方ということもあり、終始意見が飛び交う賑やかな授業となりました。

 <理科>

 静電気を使った実験に挑戦しました。帯電させることが思いの外難しかったようです。

 <英語>

 教員が言った文房具を筆箱から素早く取り出したり、「a」と「an」の違いに注目したりする、英語に触れ続ける授業でした。清泉小学校も清泉女学院中学高等学校も英語教育を大切にしていることが特徴の1つです。

 児童にとっては中学校での勉強に対する興味が湧き続けた1日になったことだと思います。

清泉インターナショナルスクールフェスティバルへ

清泉小学校の52組のご家族が、姉妹校の清泉インターナショナルスクールフェスティバルに行ってまいりました。入口で、「Seisen KAMAKURA Family」という素敵なシールをいただき、胸に付けて入場しました。

6年生の日記

心に残ったことは、世界の料理が食べられる屋台で、いろいろな料理を食べたことです。中国エリアでは、コブタやウサギの形をしたあんまんを食べました。外はフワフワ、中はあんがぎっしり入っていておいしかったです。その後ボディペインティングのコーナーで、中学3年生のお姉さんが手にクマを描いてくださいました。初めは緊張して話せませんでしたが、お姉さんが「好きな科目は?学校楽しい?」と聞いてくださり、緊張が解けました。英語が得意でない私はいろいろな国の方を見てそわそわしましたが、海外のお友だちと話してみて、英語を覚えたいと思いました。

3年生の日記

今日、初めて父と母と行きました。受付でなんと校長先生がいました。にこにこしてむかえていただきました。シールを3人ともはって、早速いろいろな国の食べ物を見に行きました。まず買った物は、フィリピンのバーベキュー肉です。英語で、「I want this.」と言ったら、「Thank you」と言って用意してくれました。その時、「鎌倉から来てくれてありがとう」と言ってもらいました。みんなにこにこしてくれてやさしかったです。

1年保護者の方より

最近の夢はCAらしく(クラスの多くの女子がCAにあこがれていると聞き、微笑ましく思っております)英語を頑張りたいと前向きです。英語を使う機会はあまりなかったようですが、異国の雰囲気はとてもよかったようです。ユニコーンのクッキーアイシングを楽しんだり、ネイルチップを作成したりと、普段あまりできない少しキラキラした体験ができて嬉しそうでした。同じ清泉ファミリーで海外を感じられるこのような貴重な体験をさせていただき、本当にありがたく思っております。

清泉インターナショナルスクールとの交流で得るものは、大きいです。

保護者会で沼波岳臣先生がお話ししてくださいました

10月29日、男子対象の保護者会を講堂で行いました。

この日は、静岡サレジオ小学校・中学校・高等学校の学校長でいらっしゃる沼波岳臣先生がお話しに来てくださいました。

沼波先生は、清泉小学校の38期生元清泉ボーイズでいらっしゃいます。現在もご自身の礎となられている清泉小学校で培われた恵みについて、4つに絞ってお話ししてくださいました。以下、簡単にご紹介いたします。

その1.美

意識して丁寧に字を書くことを大切にしていた。字は自分の財産となった。自然教室での自然とのふれ合いは今も大切な思い出。清泉でいただいたお恵みは「美」という言葉で表せる。

その2.読書

清泉で小さい時から本を読むことを大切にしていたことで、語彙力や表現力が培われた。表現力とは、どれだけその感情に向き合ったかということ。

その3.見えないものを大切にする心

神さまがきっとよくして下さるということを信じる心を持つことが大切。何か起きた時、神さまに委ねる心を持つことを清泉で得た。

その4.大切にされた本当の愛

シスターや先生方は、何か失敗したことがあってもいつも許して下さり、大きな愛で包んでくださった。

 

沼波先生、素晴らしいお話をありがとうございました。

 

鎌倉市民駅伝競走大会 一般の部優勝

 10月20日(日)に清泉小学校の教職員チームが鎌倉市民駅伝競走大会に参加してきました。

 小学生の部では課外クラブの児童が度々上位入賞しており、一般の部でも2012年の初出場以来、上位入賞を目標に挑戦し続けてきました。

 今年も沢山のチームと競いながら、願いを込めた襷を繋いでいきます。

 レース序盤より上位で繋がれていった襷は4区でトップとなり、そのままゴールへと運ばれました。

 目標に向かって努力すること

 努力することを続けること

 続けることを信じること

 信じて挑戦すること

 

 私達教職員が挑戦する姿を見せることで児童に伝えられるメッセージがあると思います。来年の結果がどうなるか分かりませんが、これからも挑戦し続けていきます。

 

 

 

2学期が始まりました

長い夏休みを終え、清泉小学校に元気いっぱいな子どもたちが戻ってきました。2学期の始まりです。

厳しい暑さが続いていますが、清泉の子どもたちはお友達と過ごせる喜びを感じながら、元気いっぱいに勉強し、お友達と思いっきり遊んだり、お話をしたりしています。

始業式には、校長先生より「2学期は持っている力を発揮するときです」というお話がありました。1年の中で1番長い2学期。行事や毎日の学習を通して、自分の持っている力を少しずつ高め、発揮する学期にしていきましょう。

『心の目を開く』~点字クラブ・日本点字図書館見学~

 8 月 2 日(金)、点字クラブの5・6年生 20 名で、高田馬場にある日本点字図書館見学に行ってまいりました。
 
 日本点字図書館は、1940 年(昭和 15 年)に故・本間一夫先生がお創りになった、点字・録音図書の蔵書数が日本一多い私立図書館です。本間先生は、『清泉の百冊』にも入っている『愛の点字図書館長』という伝記の主人公にもなっている方です。
 今年の見学も、昨年にひき続き、現館長の立花明彦(たちばなあけひこ)先生が私達のためにわざわざいらして下さり、目の不自由な方が持つ白杖(はくじょう)や身の回りの点字について分かりやすくお話しして下さいました。町で困っている視覚障がい者を見かけた場合のお手伝いの方法も教えて頂き、熱心にメモをとる子ども達でした。

 立花先生のお話の後は、2つのグループに分かれて、図書館の成瀬先生と石井先生に館内を案内して頂きました。最新の点字タイプライターや地下の点字図書保管庫、録音図書を作るためのスタジオや、晴眼者(せいがんしゃ)(=視覚障がいを持っていない人)と目の不自由な方がペアになって行う点字図書の校正作業など、普段はなかなか見られない場所も余すところなく見せて下さり、子ども達にとってとても良い学びになりました。

 さて、日本点字図書館の創立者の本間先生が 2003 年(平成 15 年)にお亡くなりになる前に、当時の点字クラブのメンバーに会って下さったことがあります。一人ひとりと握手して下さり、こうおっしゃいました。「盲人は、目ではなく、指で文字を読むことで、『心の目を開く』のです。」

 もうずいぶん前のことですが、今でも先生の大きな、あたたかい手の感触とともに、力強くおっしゃったその言葉が強く思い出されてきます。私達晴眼者はどうでしょう。何をもって「心の目」を開いていくのでしょうか。

 清泉小学校の子ども達は、毎週金曜日にお弁当のおかずやデザートを我慢し、保護者の皆様の温かいご理解も頂きながら、その分のお金をチャリティーとして、ボランティア委員会が決めた様々な場所にお捧げしていますが、日本点字図書館にもお送りさせて頂いております。このご縁がこれからも続いていきますように。

 立花先生、成瀬先生、石井先生、お忙しいところを本当にありがとうございました。

校長だより~終業式~

いよいよ今日で1学期が終わります。 皆さんのお顔をみると、充実感、達成感でいっぱいですね。

1学期を振り返ってみます。4月は1年生83期のお友だちをお迎えし、心新たに新年度をスタートしました。新しいクラスでお互いをよく知り合う1学期だったと思います。「お友だちを大切に」や聖ラファエラ・マリア様のことば「お友だちを幸せにすること、それがほんとうの愛」を心にとめて学校生活を送りました。毎日お友だちといっしょにたくさん考え合い、聞き合い、助け合い、体験して、学習して、時には思い通りにならなくても譲り合って、許し合って・・・そしてみんなが笑顔であるように心がけました。
皆さんよくがんばりました。いつも神さまが私たちと共に歩んでくださり、見守ってくださいました。感謝です。

6年生は、学校のリーダーとして、下級生を気にかけ行動することができました。
行事だけでなく週番や委員会での活躍は素晴らしかったです。ありがとうございました。温かく心優しい行動が学校全体に広がっています。6年生全員が元気に参加した、奈良の修学旅行も良い思い出となったことでしょう。これからも皆さんの力に期待しています。


5年生は、6年生がいないときに学校を支えてくれました。

学校の日には、聖ラファエラ・マリア様の発表をし、大きな拍手に包まれました。5年生が発表する言葉には力がありました。勉強が一段と難しくなりましたが、素直で真剣な皆さんの表情から本気度が伝わってきました。これからがますます楽しみです。


4年生はマリア様の集いを主催して、それぞれのお役に責任を持って取り組んでいたのが印象的でした。

素晴らしい集いでした。高学年の仲間入りをして、5・6年生から多くのことを学んだことでしょう。この夏は計画したことを、自ら実行していくようにチャレンジしてください。


3年生は、若葉の集いで1・2年生をリードしました。

鎌倉調べがスタートして、足を使って見学に行ったり、調べたり、記録したりしていましたね。鎌倉のことにますます興味が湧いたことでしょう。夏もその学びを深めてください。


2年生は1年生を連れての学校探検が素晴らしかったです。

また、リャマのハニー君のお世話をよくがんばりました。夏の間も順番にお当番があることでしょう。大事な命です。よろしくお願いいたします。


1年生は、すっかり清泉小学校の子どもになりました。

自分で朝のお支度ができるようになって、たくさんのお友だちの名前を覚えて立派です。あいさつもとっても上手になりました。蚕さんとの生活で初めて気づいたことがたくさんあったことでしょう。2学期も楽しみですね。


さあ、明日から夏休みです。

数えると47日あります。おうちでどんなことをしようか、家族とどのように過ごすのか、わくわくしていることでしょう。静かな心でお祈りをする時間も大切に、毎日規則正しく過ごしてください。こつこつ学習することや先生とお約束ごともありますね。時間がある夏休みしかできないことにもぜひ挑戦してください。
皆さん、お元気で。清泉小学校の先生方みんなで、皆さんのためにお祈りしています。またこの講堂で9月5日、元気に会いましょう。

校長だより「愛」~ ゆるし~

隔週の火曜日に全校で行う講堂朝礼での有阪校長のおはなしをご紹介します。

皆さん、おはようございます。清泉10の価値「愛」は“ゆるし”というお話をします。
清泉小学校では、毎日のお祈りを大事にしています。朝のお祈り、お帰りのお祈りや食前食後のお祈りで、神様に感謝し私たちの心が誠実であるように、また私たちを守っていただけるようにお祈りしています。


主の祈りを唱えることもあります。主の祈りはイエス様ご自身が教えてくださったお祈りです。

では、みんなで座ったまま唱えてみましょう。

♰ 主の祈り
天におられるわたしたちの父よ、
み名が聖とされますように。
み国が来ますように。
みこころが天に行われるとおり 地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。
わたしたちの罪をおゆるしください。
わたしたちも人をゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、悪からお救い下さい。

今「わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちも人をゆるします。」とお祈りしました。

聖書のイエス様のお話の中には、大きな愛でゆるすことの大切さを説く場面がいくつか出てきます。

ある女の人が、とても大きな罪を犯してしまいました。その当時の律法という決まりによると、生きたまま石を投げられて、死を迎えてしまうくらい残酷な刑を受けなければならないくらいの罪でした。律法学者やファリサイ派の人たちがその女の人をイエス様のところに連れてきました。イエス様にこの女の人をどうしたらよいかしつこく尋ねました。イエス様を試そうと思ったようです。イエス様は「あなたたちの中で罪を犯したことがない者が、まず、この女に石を投げなさい。」とおっしゃいました。そうすると一人、また一人とその場を立ち去っていきました。イエス様は女の人におっしゃいました。「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからはもう罪を犯してはならない。」

イエス様は、間違いを認めて同じ間違いを繰り返さないようにと諭されました。誰もが、罪、つまり間違いや失敗をしてしまう弱い人間ですよ、ということをおっしゃりたかったのでしょう。大人も先生も皆さん子どもも、間違いや失敗はあります。人間はみな、ゆるしゆるされ、お互い様のおかげ様で生きているのです。


私たちは完璧ではありません。自分も間違いをしてしまいます。素直に「ごめんなさい」が言えますように。また、お友だちをゆるしてあげられますように。お互いに平和の心が取り戻せますように。そんなお祈りが、イエス様が教えてくださった主の祈りに込められています。
「わたしたちの罪をおゆるしください、わたしたちも人をゆるします。」がそれです。

また、イエス様は「七回どころか、七の七十倍まで人をゆるしなさい。」ともおっしゃっています。文字通りに計算したら、490回。これはたとえで、つまりどこまでも限りなくゆるしなさい、とおっしゃっています。ゆるすことは愛することです。ゆるすことで愛が広がれば温かく、平和な、戦いのない世界になることでしょう。イエス様は生涯をかけてゆるすことを、身をもって語られました。

自分も間違いをしてしまいます、お友だちも間違いをしてしまいます、だから「いいよ」とゆるすことは、とても大事なことです。とても難しいかもしれません。難しいことだからこそイエス様は、命をかけて教えてくださったのだと思います。自分がしてしまったことをゆるしていただけますように、お友だちを大きな愛でゆるせますように、主の祈りを通してイエス様に願ってまいりましょう。

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