清泉小だより

2024年12月

クリスマスの集い

 

12月12日、クリスマスの集いが行われました。集いまでの3週間、イエス様のご降誕をあたたかな心で迎えられるよう、各学年で目標を決めクリスマスの実行を行いました。

今年のテーマは「喜びを分かち合い、平和を祈るクリスマス」とし、4年生は集い当日に向けて様々な準備を行いました。

大道具グループは、劇の台本を読み、それに合った様々な背景を考えて作りました。背景のほかに、博士の家のバルコニーや望遠鏡、捧げ物、光る星なども作りました。当日は、背景や大道具の出し入れも、黒子となり自分たちで行いました。

今回の集いでは、東方の三博士と羊飼いが、星や天使に導かれて馬小屋へと向かう様子を描いた劇を上演しました。登場人物の出身地や身分、年齢や性別は異なりましたが、皆がイエス様のご誕生を心待ちにしていたということを、劇を通して伝えました。

劇グループは、当日の集いに向けて舞台上での動きや踊りの振付けなどを自分たちで考え、練習を重ねました。当日は、司会進行はもちろん、劇中の聖歌隊やピアノ、バイオリンによるバックミュージック、入退場のハンドベル演奏まで、全て4年生が行いました。

また、事前グループでは、イエス様の誕生を楽しみに待つこの期間を温かい雰囲気で過ごせるよう、絵本の読み聞かせやクリスマスの曲の紹介の放送、クリスマスのかざり作り、アドベントカレンダー作りなど、様々な準備や活動を行いました。

校長だより~まわりの人を幸せにすること、それがほんとうの愛~

今日で、1年で1番長い学期、2学期が終わります。
2学期の始業式で、皆さんに「2学期が終わるときに、こんなことを乗り越えました、実行できました、力が発揮できました、ということをお話しできるように、よい2学期にしていきましょう。お友だちとの絆を深めま しょう。」とお話をしました。今振り返ってみていかがでしょうか。いろんなことがありましたね。9月とはちがう皆さんがここにいます。心も体も成長しました。

1年生は合宿が初めてでしたね。お友だちといっしょにどきどきわくわくしながら、長い時間を過ごしたのは楽しかったことでしょう。2年生は、お世話をしているハニー君のお誕生日会に、私も参加させていただきました。みんなの温かい気持ちを感じたハニー君は嬉しそうにしていましたね。


3年生は鎌倉調べが本格化し見学先でほんものに触れて、鎌倉のことを深く堀りさげていました。3学期の総合発表に期待しています。4年生が主催したクリスマスの集いでは、一人ひとりが輝いていて、お役をしっかり果たしていました。そして皆さんの心が1つになった時のあの最後の歌声に、心が震えました。ありがとうございました。


5年生は、山の学校が大きな行事でした。自分のことは自分でやり遂げる、お友だちと心を合わせれば、楽しい時を過ごせてすばらしい思い出となることを実感したことでしょう。6年生は、ハンガーバンケットが貴重な体験であったことでしょう。世界のもうひとりのお友だちのことを考えるよい体験でした。どうしたら困っている方々に寄り添うことができるか、みんなで考え合ったことを、忘れないでくださいね。

そしてどの学年も、秋の集いは、心の中にしっかり残ったことでしょう。おうちの方の声援を受け、自分の力を最大限出し切りました。皆さんの姿は、見ている人たちの心を動かしました。すてきな秋の1日でした。このように2学期を振り返ってみると、達成感でいっぱいの人が多いことでしょう。よくがんばりました。
さて、聖ラファエラ・マリア年を過ごすのもあと少しとなりました。2025年1月6日が、聖ラファエラ・マリア様が、神さまのもとに召されて100年となります。私たちは今、「まわりの人を幸せにすること、それがほんとうの愛」 という聖ラファエラ・マリア様の言葉もかみしめながら、温かい心を渡し、お友だちを大切に過ごしています。目立たない所でも微笑みを忘れず、謙遜で柔軟な方だった聖ラファエラ・マリア 様のことを思い起こしながら、冬休みも過ごしてまいりましょう。

おうちでは、どんなことでお役に立てるでしょうか。自分の身の回りの整理整頓やお掃除はもちろん、お食事の準備や片付けなどのお手伝い、また久しぶりに会う親戚の方々に明るいご挨拶ができるといいですね。皆さんの笑顔と実行が周りの方々を幸せにします。そして帰天100年を迎える1月6日には、聖ラファエラ・マリア様のことを思い起こし、これか らも私たちを見守っていただけますように、お祈りいたしましょう。
冬休みは、クリスマス、お正月、とお楽しみもあります。生活リズムを崩さないようにしながら、よいお休みにしてください。お祈りしています。2025年1月8日に元気にお会いしましょう。

校長だより~与える愛、気づく愛~

今日は12月10日です。来週の19日が終業式ですので、2学期も残りわずかとなりました。木曜日は「クリスマスの集い」です。4年生、どうぞよろしくお願いいたします。

昨日、クリスマスに向けてシスター堂平からの放送がありましたが、すべての人のためにお生まれになったイエス様のことを想い、自分はどのようにしたら周りの方や世界のもう一人のお友だちのために、温かさを分けて差し上げられるかを考えて過ごすことが大切です。神様に感謝し、お祈りを大切に、イエス様がお生まれになる心の準備を進めてまいりましょう。

先日、鈴木先生が私のところにいらして、

「出張先の集まりで、近くの学校の教頭先生から、清泉小学校の子ども達はすごいですね、と言われました。」とおっしゃったので、どんなことですか、と聞きましたら、
「朝、横須賀線の車内で、清泉小学校の子ども達が座っていると、途中の駅で一斉にさーっと立ち上がって席を譲るんです。それがいつも自然に実行されていて、びっくりするのです。すばらしいです。」と、その方がお話をされたということでした。

こんなふうに自分は車内で実践している、というお友だちはいますか。

車内に私が皆さんといるときは、席が空いていても座らずに立っている人が多いですが、お話をいただいたようにさっと立ち上がる場面も見ていました。どちらにしても皆さんは周りの方を大事にしながら動けているのです。私も内心すばらしいと思っていましたが、このように他校の先生もご覧になって感心していただけたことは、ありがたいことです。皆さんは、当たり前に実践しているかもしれませんね。

車内には、様々な方がいらっしゃいます。このようにできるということは、まさに「お友だちを大切に」を実践していることです。

乗客の中で見て分かる方、・・例えば、松葉杖をついていらっしゃる方、赤いヘルプマークを鞄につけていらっしゃる方、白杖をお持ちの視覚に障がいをお持ちの方、ご高齢の方などには、助けて差し上げようと即動けますね。しかしながら、車内には目に見えないことを抱えていらっしゃる方もおられます。例えば、夜勤明けの方、体調不良の方、病気で苦しまれていて通院途中の方などがそうでしょう。皆さんは、「どうぞ」という気持ちで、席を譲って、温かさをさりげなく差し伸べていることになります。乗客の方々も「お友だちを大切に」のお友だち、つまりイエス様が大事にされているお一人おひとりです。一人ひとりの中にイエス様はいらっしゃいます。

また、実行を重ねながら、お友だちの良いところを見つけているお友だちもいます。6年生と私は今面接をしていますが、クラスのお友だちの良さにたくさん気づいています。例えば、「周りのみんなに愛があって優しい」「一人ぼっちを放っておけないクラスの雰囲気がある」「いつも励ましてくれる友がいる」「悩んでいると声をかけてくれる」「悲しんでいると笑顔にしてくれる」などと、多くの6年生が嬉しそうにお話ししてくれます。お友だちからいただく愛に気づいて、そのことに感謝する6年生も、すてきだなと思っています。

周りの方に愛を与えること、そして周りの方からいただく愛に感謝すること、これこそ、「互いに愛し合いなさい」とおっしゃったイエス様の言葉そのものですね。

清泉で大事にしているこの「愛」を大事にしてまいりましょう。そして皆で良いクリスマスを迎えましょう。

TOP新着情報清泉小だより > 2024年12月