清泉小だより

2年生 総合学習の様子

夏に向けて

 森でリャマさんとすごすお恵みの毎日でした。日々のお世話の中で、雨になると地面に水たまりができていることに気がつきました。水が柵の外に流れるように溝を掘ったり、落ち葉を取り除いたりしていました。しかし大雨の後には、地面がぬれ、リャマさんが外でくつろげなくなっているので「何とかしてあげなくては!」と自然教室に行った際に、自然教室の先生から土をいただきました。梅雨が本格的になる前の晴れた日に、水たまりになりやすい場所に土を入れ、踏んで固めました。学年全員で力を合わせてリャマさんのために頑張りました。

 夏休みを前に、暑さが苦手なリャマさんのために、暑さ対策を考えました。事務の先生方に日よけとして、よしずを立てかけていただいたり、小屋の中に扇風機を置いていただいたりしました。少しでも涼しい風になるように、扇風機の近くに凍らせたペットボトルを置いてみるなど、子ども達はリャマさんのためにできることを考えて実践していました。また、氷水をリャマさんに差し出すと、好物の人参を食べに来るのと同じように嬉しそうに近寄ってくる様子に、子ども達も「これだ!」と大喜びでした。夏休みのお当番の時にも、氷を作ってあげることにしました。

 夏休み中も毎日交代でお当番を行いながら、リャマさんが暑さに負けないように見守ります。

5年生 総合学習の授業

~5年ベトレヘム組の総合学習~

 今年度は、「戦争と平和」について学びを深めています。今年は戦後80年という節目の年でもあり、1人ひとりが過去の歴史を学び、平和な世界をつくる一員になってほしいと願っています。

 1学期は、まず平和について中心に考えてきました。授業の中で、谷川俊太郎さんの絵本「へいわとせんそう」を読み、自分たちにとっての平和について考えました。「自分らしくいられることが生きることなのではないか」という意見にまとまりました。そして話し合いで、私たちにとっての生きるとは、「五感を持ち、美しいものに出会い、心で感じて地球で生きていく」ということなりました。わたし・ぼくにとっての「生きる」を考え、クラスで一つの詩にしました。完成した詩の一部がこちらです。

 詩のタイトルは、たくさん話し合って「地球といきる」に決まりました。

 言葉の順番も話し合って決めました。

 この夏は、戦後80年となります。2学期も学びを深めていかれることを楽しみにしています。

4年生 社会の授業

 「4年生 社会」の様子をお届けいたします。

 4年生では、一年間を通して、住みよいくらしを支えている仕組みや人々の働きに関心を持ち、学習を深めています。1学期は、くらしの中で必要な「水」と、くらしの中で出る「ごみ」について、教室での学びだけでなく、見学にも行きました。山崎浄化センターでは使用した水の処理と行方について、笛田リサイクルセンターでは缶・ビン・ペットボトル・古紙の回収とリサイクルまでの流れを学びました。

 先日は、鎌倉水道営業所の方々より、資源としての水について、また水道局のお仕事について授業をしていただきました。授業の中では、私たちのもとに水が届いた後、水がどのように流れていくのか、営業所の方々が日々どのように水を届ける設備を整えて下さっているのか、を深く学ぶことができました。また、水道水と天然水の飲み比べをしてみたり、量水器などの設備に触れさせていただいたりしました。

 水は限られた資源であり、必要以上に使わないためにも工夫が必要です。私たちは生活の中で、蛇口を捻ればすぐに水を使うことができます。しかし蛇口の先には多くの方々の支えがあること、世界に目を向けると、安全で美味しい水が飲めることが当たり前ではないということを、子どもたちは授業を通して知りました。

 また、総合の授業の中でSDGsについても学んでいます。私たちが暮らす地球の環境を守るためにできることを、2学期も少しずつ考えてまいりたいと思います。

3年生総合学習「鎌倉調べ」

 清泉小学校は鎌倉にあり、源頼朝の御所の跡地に建っています。3年生ではその立地を活かし、総合学習の一環として、「鎌倉博士になろう!」を合言葉に、学校周辺にあるお寺や神社に足を運び、1年間かけて鎌倉について学びます。机上の勉強だけでなく、実際に観て・聴いて・触って、五感を全て使って鎌倉時代に生きた先人に想いを馳せ、これからの鎌倉を考える学びです。

 1学期の「鎌倉調べ」をご紹介します。

 清泉小学校からの「出土品」を手に取り、じっくりと観察し、においをかぐ子どもたち。「もしかしたら、頼朝さんや政子さんが使っていたものかも!?」

 学校のすぐ裏にある「頼朝の墓(供養塔)」。先生から、階段の数が頼朝さんが亡くなった年齢であることを聞き、みんなで数えながら上りました。「正解は・・・53段!」

 「衣張山」ハイキング。山頂からは3方を山に、1方を海に囲まれている鎌倉の町が確認できます。険しい山道を登ったゴールの素晴らしい景色に、子どもたちは感動の声を上げていました。そのまま逗子方面に進んで7つの切通しの一つ、「名越切通」へ。鎌倉がいかに攻めにくい、守りやすい地形だったか身をもって体験できました。


 通学路にある「鶴岡八幡宮」へも出かけました。「舞殿」では義経と静御前の、「大銀杏」では実朝と公暁のエピソードを先生から聴き、一言も漏らさまいと必死に鉛筆を走らせる子どもたち。だんだんと「鎌倉博士」へと成長していきます。


 「源氏山」ハイキング。山頂で待ち構える頼朝像を思い思いの角度からスケッチしました。出かけた際はメモだけでなく絵も描きますので、画力もだんだんとついていきます。下山の途中で「銭洗弁財天」に立ち寄り、湧き水でお金を洗う体験もしました。


 北鎌倉にある「円応寺・建長寺・円覚寺」。円応寺では閻魔大王像の前で、卒業生保護者の和尚様から閻魔大王の誕生秘話などのお話をいただき、建長寺では普段上ることができない「山門(三門)」の2階に入らせていただき、円覚寺では普段遠くからしか拝めない国宝「舎利殿」を近くで見学させていただくなど、貴重な経験をすることができました。

 1学期最後に訪れたのは、「長谷の大仏」。入ってすぐに現れる大仏様の迫力に目を輝かせる子どもたち。胎内に入り、関東大震災で少し首が前にずれてしまった大仏様を修復した痕を見学したり、右ほほに残る金を塗った痕を探したり、じっくりスケッチも行いました。
 2学期からはクラスごとにテーマを絞り、「鎌倉調べ」をより深めていきます。

 「鎌倉博士」を目指して、みんな頑張れー!

終業式

いよいよ今日で1学期が終わります。今、充実感、達成感でいっぱいなのではないでしょうか。皆さんの姿勢やお顔からそれが伝わってきます。

4月に84期の1年生をお迎えし、心新たに新年度をスタートしました。新しいクラスでお互いをよく知り合う1学期だったと思います。「お友だちを大切に」「誠実に」を心にとめて学校生活を送れましたか。お友だちといっしょに考え合ったり、助け合ったりしながらも、時に思い通りにならなくて悩んだり、譲り合ったり、許し合ったりしながら、皆が笑顔であるように心がけましたね。そんな日々の積み重ねができたことは、本当に幸せなことです。神さまに感謝いたしましょう。

さて明日からの夏休みは、全部で48日あります。どんなことをしようかなと、わくわくしていることでしょう。時間がたくさんある夏休みですから、ゆったり身体を休めながらも、ぜひ、やってみたいことにチャレンジしてください。自分はこんなことを研究しました、とか、作品として仕上げました、ドキドキの体験をしましたなど、2学期に教えてください。

特に今年は、先日の放送朝礼でもおはなしがありましたように、戦後80年となる年です。「戦争と平和」について考える展示会や映画、ニュース、書物を多く見かけると思います。80年前、日本で何があったのか知ることが大事です。今もなお、戦争が起きている地域にも心を寄せながら、人類史上初めて原子爆弾を投下された広島と長崎のこと、戦時下を生き抜いた方々、犠牲になられた方々に想いを馳せましょう。そして平和ってどういうことなんだろう、自分にできることはなんだろう、と考えてみてください。また平和のために共に祈りましょう。

この夏も暑さが厳しくなるということです。適切にエアコンを使ったり、水分補給をしたりしながら身体に気をつけてください。そして、なぜこんなに地球が暑くなってしまっているのか、自分に何ができるのか考える機会をつくって、ぜひ地球に優しいことを実行してください。

こうした、なぜなんだろう、どうしてなんだろうという問いを持ち、考えてみる、実行してみる、「なぜ?どうして?やってみよう!」の夏休みになるといいですね。

清泉小学校の先生全員で、皆さんのことをいつもお祈りしています。9月5日、また元気にお会いしましょう。

1年生~総合学習の様子~

入学から3カ月が経ち、それぞれのクラスの総合学習も面白くなってきました。

B組は、お休み時間のどろだんご作りをきっかけに、クラスみんなでどろだんごを作ってみることになりました。

みんな目を輝かせながら自分だけのどろだんごを作り上げました。

その後、「ピカピカに磨きたい」「もっと大きくしたい」「かざりをつけて、かわいくしたい」と、それぞれのどろだんごは進化していきました。

「お団子をどうする会議」で、あるお友だちの「火の中、放り込んだら固まるよ」のつぶやきから、試しに自然教室で七輪を使って焼いてみることにしました。

土で作ったものが、焼くことでこんな風に仕上がるんだ!自分のお皿を焼いてみたい!

自然教室の田んぼの土で一人一つお皿を作り、再び七輪で焼きました。

今度は自分たちで火起こしです。

焼けたお皿は、色が変わっていたり、固くなったけれどひびが増えていたり、割れてしまったりといろいろでした。

自分のお皿を焼いてみて、「ひびのないお皿を作りたい」「もっと芸術的なものを作りたい」「色をつけてみたい」「おだんごはかせ・土はかせになりたい」「土にくわしくなりたい」と、「~したい」という気持ちが溢れてきました。この「たい」という気持ちを大切に次の活動につなげていきます。

 

N組は、朝の会で発表があった「ダイズ」に興味を持ち、「ダイズはかせになろう」を合言葉に活動が進んでいます。

ダイズについて調べていくと、ダイズはすごい!ということがわかってきました。ダイズからできるものには何があるのだろう?さいしょに炒り大豆ときなこを作ってみました。

話し合っているうちに、「おからって何だろう?」「他のものは何となくわかるけど、おからは何だかわからない」という疑問や興味が生まれました。そして、おからに出会うためには豆乳を作らなくてはならないということで、豆乳を作ってみることにしました。

自分たちで作った豆乳はやさしい味で飲みやすく、おいしかったです。

おからを使って、ドーナツとサラダを作ってみました。とってもおいしかったです。

そして、おとうふ作りにも挑戦。しかし、・・・。固まりませんでした。

おとうふ作りのことは、おとうふ屋さんに聞いてみよう!逗子久木にあるとちぎやさんへ。プロのおとうふ作りを見せていただきました。

そして、2回目のおとうふ作り

「自分たちで育てたダイズでお豆腐を作りたい」ということで、ダイズも自分たちで育てています。5月の初め、ダイズの種まきをしました。しかし、発芽したのはたった5つ。

どうしてだろう?と考えて、自然教室の先生に相談しました。ふわふわの土とポットを使って再挑戦。

虫がダイズを食べてしまったのではないかという心配から、網目の細かいネットもかけました。

ダイズの葉をおうちにしている虫を発見!ヨトウムシでした。

さやも少しずつついてきています。

たくさんダイズができますように。

卒業生による音楽会が開かれました

7月14日、同窓会の皆さまのご協力で、清泉小学校卒業生の作曲、演奏による音楽会『不思議な音の共演』が講堂で開かれました。

手使海ユトロさん(14期生)の曲を、ヴァイオリニストの近藤淑子さん(17期生)、チェリストの藤村俊介さん(29期生)、ピアニストの梅ケ谷瑞穂さんが演奏して下さいました。

音楽会には4、5、6年生が参加しました。

演奏された曲の中には「イーハートーブ」や、「最後の一葉」など小説にちなんだ曲もあり、子どもたちはその不思議な音色と世界に魅了されていました。

以下、児童の感想をご紹介します。


今日は3時間目に『不思議な音の共演』がありました。私は「最後の一葉」と、「風たちとの出逢い」が好きでした。「最後の一葉」では、最初は音が小さくてひらひらと1枚の葉が落ちる風景を想像できました。そして「風たちとの出逢い」では、色々な所で“風”を感じられました。本当に不思議な音がたくさん出て来ました。とても楽しかったです。今日は演奏をしてくださった方々、会を開いてくださった方々、そして司会の方、手使海ユトロさん、本当にありがとうございました。


音楽を聞いて一つひとつの曲にしっかり意味があってすてきでした。また、音楽を聞いて不思議な世界に入ったような気持ちになりました。音楽にはこんな力があるのだと感動しました。聞いて心からすてきと思えたので、私もだれかを幸せな気持ちにできると良いです。これからも音と音楽を大切にしていきたいと思います。またいらして下さるとうれしいです。

エスペランサ会の皆さま、素敵なひと時をありがとうございました。

美術の授業の様子

 「4年生の美術」の様子をお届けいたします。4年生では、1学期を通して「色」をテーマに学んだり、作品を作ったりしました。

 12色の絵の具セットの中から「色の三原色(マゼンタ・シアン・イエロー)」と白の絵の具だけで色を作ると聞いた時は、「他の色もたくさんあるのに…」「好きな色ができるのかな」と少し心配そうな顔をしていた4年生でしたが、パレットの上でいろいろな色を作り出し、素敵なキャンディーポットの作品を作ることができました。

 

 オープンスクールの日は、薄い色水をビニールシートの上にスポイトで垂らし、4人グループで協力しながら絵を仕上げる取り組みを行いました。いろいろな絵の具を上手に混ぜて、光を透して宝石のように輝く水玉を作り、一つの絵を完成させました。お友だちの作品を鑑賞し合って、それぞれの良さを感じたひと時ともなりました。

 そして、「色」の学習の総仕上げとして、1学期最後の美術の授業では夏らしい風鈴の絵付けを行いました。一人一人に配られた「カラードタック」という透過性のあるシールは6色しかありません。

 「朝顔の紫色が作りたい。」、「カブトムシの茶色はどうやったらいいのかな。」「シールを重ねてみたら新しい色ができたよ。」「重ねる順番で色が少し違うね。」など、今まで「色を作る」授業で学んだことに気づき、お友だち同士教え合いながらすてきな風鈴に仕上げることができました。

 「色」という一つのテーマから色々なことを学び、感じ、お友だちの考えにも耳を傾けながら楽しむことができた美術の時間になったと思います。

理科の授業の様子

 今回は3年生と4年生の授業の様子をお届けいたします。

 3年生は「植物の育ち方~花~」という単元です。

春に子どもたちが植えたヒマワリのたねが、夏の気温の高さもあって大きく育ちました。

2mをこえる高さのヒマワリに子どもたちは驚きながらも、花の様子をよく観察しておりました。

夏の終わりには、この花の内側にびっしりと、たねができていることでしょう。夏休み明けが楽しみです。

 

 4年生は「星の明るさや色」という単元です。

まずは、星座早見盤を使って、星座の探し方を教室で学習しました。また、ちょうど三浦の自然教室で合宿を行う時期だったので、宿泊した日の夜に実際に星空観察を行うことができました。少し雲のある夜でしたが、色々な一等星を見つけることができて、子どもたちも喜んでおりました。

 学校に戻ってからは、理科棟のプラネタリウムを使って、復習します。

プラネタリウムを使えば、季節に応じた星の位置を確認するだけでなく、時間を早めて星の動きを観察することもできます。どのように星が動いていくのか、動かない北極星はどこにあるかなど、実際の観察と合わせて学びを深めることができました。

海の自然体験学習(2年生)

 7月2日、2年生が体育の学習の一環として、日本財団「海と日本プロジェクト」の協力を得て、鎌倉材木座海岸で海の自然体験学習を行いました。

 ライフセーバーの方による指導の下、海での安全について学び、実際に海に入ってアクティビティーを体験することを通して、海の楽しさを味わうとともに、自然環境に対する意識を高めることを目的としています。

 ニッパーボードに乗って、波乗り体験。ライフセーバーの方に、波に合わせて後ろから押していただきました。子どもたちは、上手く波に乗れると「気持ちいい!」と、感動して喜んでいました。

 ライフジャケットを着て、海に浮いたり潜ったり泳いだりもしました。初めて海に入る子どももいたようで、海水のしょっぱさや、プールよりもぷかぷかと浮きやすいことに驚いていました。波が来るたびに、「ワ―!キャー!!」と楽しそうに遊んでいました。

 お友だちの体験を待っている間は、砂の造形を楽しむ子どもたちでした。

 「バディー!オー!!」

ライフセーバーの皆様、楽しい体験をありがとうございました。

TOP新着情報 > 清泉小だより