清泉小だより

校長だより

校長だより~与える 愛を~

今朝は放送でおはなしをいたします。

清泉で大事にしている 10 の価値の「愛」についておはなしします。
先日、私は神奈川県審査「いっしょに読もう新聞コンクール」というコンクールの表彰式に参加しました。嬉しいことにそこでは清泉小学校の 3 名の方が表彰されました。
最優秀賞を受賞した、 5 年生の選んだ新聞記事は、心が温まる愛が溢れる内容でした。その記事を紹介したいと思います。

朝日新聞 2024 年 7 月 9 日 朝刊 ひととき(女性 読者から暮らしの中で感じたことが投稿される70 年以上の歴史をもつ欄 )
「土曜日の夕方、家に帰るとポストに郵便局からの不在通知票が入っていました。宅配ボックスを置いていますが、なま物なので持ち帰ったとありました。当日の受付が過ぎていたので、次の日の午前中に再配達を依頼しました。」
という出だしで始まるこの投稿 は、茨城県にお住いの女性が書かれたものです。こういうことは 各家庭でよくあることでしょう 。何気ない日常のことなのですが、続きを読みますと、
「夜になってチャイムが鳴ると郵便局の方です。お花なので、今日中がいいかと思って持ってきました、とのことでした。昨年亡くなった夫に宛てて娘が父の日にと 、 ひまわりの花を贈ってくれたのでした。今年の父の日は、ちょうど月命日にもあたっていました。」
とありました 。
郵便局の方は、この方の再配達のお知らせは知っていたでしょうけれども、お花を少しでもきれいな状態で運んであげたい、という温かい心が沸き上がったのでしょう、夜、届けたのですね。そしてそのお花は、娘さんの優しい気持ちも込められたものだったのですね。

続きを読みます。
「予想しないことに驚いてしまって、郵便局の方の心づかいと娘の優しさに、思わず涙が出て止まりませんでした。配達の方にお礼が言いたくて、翌日郵便局にファックスを送ると、上司という方からお電話がありました。皆さんの仕事の励みになると言ってくださって、また涙が止まりませんでした。」
投稿された女性は御主人を昨年亡くされ、寂しい日々を送られていたのかもしれません。配達の方と娘さんの突然の温かい心づかいに、涙がこぼれたようです。そしてこの記事から、温かい心は配達の方と娘さんだけでなく、ファックスでお礼をされたこの女性、そしてファックスへのお礼を電話でされた上司の方へと続くのです。 相手を想う優しい心と心の交流 、愛溢れるそれぞれの方の行動が綴られています。 コンクールでこの記事を選んだ 5年生の方もすばらしいなと感激しました。
そしてこの記事は終わりがこのように締めくくられていました。
「人の優しさにふれて、それを伝えたくて書いています。私も訪問介護という多くの方とふれあう仕事を20年しています。夫は君の天職だねと、いつも言ってくれていました。心も仕事も大切にしていきたいと思います。」
この方のご主人も奥様を温かく優しく包まれていらっしゃったことが伝わってきました。

今、ニュースを見ると、ロシアとウクライナの戦争やイスラエルとパレスチナの紛争の映像が、そしてSNS上では他者への心無い批判が飛び交い、気持ちは暗くなるばかりです。しかしながら こんなに愛情深い方々がいらっしゃって、心がジーンと温まる記事やニュースもあるのです 。 以前、心がほっこりするニュースを見つけてみましょうと、皆さんの先輩である子ども達に伝えたことを思い出しましたが、この記事を通して、 周りの方々を明るく優しく照らす愛を多くの人が差し出していけば、戦争や 誹謗中傷は起きないと考えずにはいられませんでした。 まずは、皆さんの周りから温かさを差し出してまいりましょう 。
実は、この記事を基にコンクールに応募した作品が最優秀に輝いたことを、新聞社の方が、この茨城の女性にお知らせされたそうです。
「優しい心遣いを皆さんにお知らせしたくて投稿したのですが、私の記事に目をとめて、応募されたのですね。」 とその方は感激され 、 また涙がこぼれ出てしまったとのことでした。

愛は身近なところから 、 どんどん繋がりを持ち広がっていくと先生は信じています。

校長だより 実りある2学期に~心を高めよう~

皆さん、おはようございます。
お元気でしたか。
今朝、笑顔でしっかり挨拶を交わせたこと、講堂でこのようにまた集まれたことをとても嬉しく思っています。神様に見守っていただいた夏休みでしたね。神様に感謝です。

猛暑の夏でした。皆さんからいただいたお手紙を見ると、暑さの中でも普段できないこと、例えばおうちのお手伝いをたくさんする、遠い親戚に会いに行く、習い事の発表のために毎日練習をする、泳ぎが上手になるようにチャレンジする、自学をがんばるなどを、それぞれが確実に進めていて、皆さんのたくましさが伝わってきました。「2学期待ち遠しいです。」というメッセージもたくさんいただきました。お手紙を読むたびに、早く会いたいなと思っていました。

いよいよ2学期が始まりました。1年の中で 1番長い学期です。バザーがすぐにありますね。5年生は長野で「山の学校」が行われます。1、2、3、4、6年生は、自然教室での「合宿」があります。全校での「秋の集い」もあります。4年生が主催する「クリスマスの集い」もあります。その他にも、きっと心に深く刻まれる行事、学びがたくさんあることでしょう。わくわくしますね。


久しぶりに学校に来て、学校の中が1学期と違っている、と思ったことはありますか。多くの方のお力によって、1階のオープンスペースや 1階の教室の床がきれいになりました。また 1、2年生のお庭の人工芝が張り替えられました。外階段も床の部分がきれいになり、保健室の扉が引き戸になりました。皆さんがよりよい学校生活を過ごせるようにしましたので、工事に関わってくださったすべての方に感謝して、学校のものを大事に使っていきましょう。

2学期は行事や日々の学習を通して、持っている力を発揮するときです。
力を発揮してうまく事が進んで嬉しさいっぱいの日もあれば、自分の思うようにいかなくて心がへこむこともあるかもしれません。心がへこんでも冷静に受け止め柔軟に考えて、しなやかな心を自分の中につくっていきましょう。神様は私たちといつもいっしょにおられます。「神様がいつもいっしょ」と感じると心強いですね。


この夏、パリオリンピックを見ましたか?今、パラリンピックが行われていますが、先生は体操男子キャプテンの萱選手がピンチの時にかけ続けた言葉、「絶対あきらめるな 最後まであきらめるな」が心に響きました。仲間が演技を失敗して大ピンチの時、心折れることなく声をおなかの底から発し続け、仲間の気持ちを奮い立たせた、あの声かけと気持ちの前向きさは、それまでの体操競技での経験や仲間への熱い思いがあったからでしょう。無理ではないかと思われた団体で逆転金メダルにつながりました。

土壇場に来た時に人は試されます。
皆さん、2学期にある行事や学習を通して、心を高め、力を出し尽くし、あきらめないで前を向いていきましょう。神様からいただいた力を惜しまずに使っていきましょう。
2学期が終わるときに、こんなことを乗り越えました、実行できました、力が発揮できました、ということをお話しできるように、よい2学期にしていきましょう。 お友だちと絆を深めましょう。

校長だより~終業式~

いよいよ今日で1学期が終わります。 皆さんのお顔をみると、充実感、達成感でいっぱいですね。

1学期を振り返ってみます。4月は1年生83期のお友だちをお迎えし、心新たに新年度をスタートしました。新しいクラスでお互いをよく知り合う1学期だったと思います。「お友だちを大切に」や聖ラファエラ・マリア様のことば「お友だちを幸せにすること、それがほんとうの愛」を心にとめて学校生活を送りました。毎日お友だちといっしょにたくさん考え合い、聞き合い、助け合い、体験して、学習して、時には思い通りにならなくても譲り合って、許し合って・・・そしてみんなが笑顔であるように心がけました。
皆さんよくがんばりました。いつも神さまが私たちと共に歩んでくださり、見守ってくださいました。感謝です。

6年生は、学校のリーダーとして、下級生を気にかけ行動することができました。
行事だけでなく週番や委員会での活躍は素晴らしかったです。ありがとうございました。温かく心優しい行動が学校全体に広がっています。6年生全員が元気に参加した、奈良の修学旅行も良い思い出となったことでしょう。これからも皆さんの力に期待しています。


5年生は、6年生がいないときに学校を支えてくれました。

学校の日には、聖ラファエラ・マリア様の発表をし、大きな拍手に包まれました。5年生が発表する言葉には力がありました。勉強が一段と難しくなりましたが、素直で真剣な皆さんの表情から本気度が伝わってきました。これからがますます楽しみです。


4年生はマリア様の集いを主催して、それぞれのお役に責任を持って取り組んでいたのが印象的でした。

素晴らしい集いでした。高学年の仲間入りをして、5・6年生から多くのことを学んだことでしょう。この夏は計画したことを、自ら実行していくようにチャレンジしてください。


3年生は、若葉の集いで1・2年生をリードしました。

鎌倉調べがスタートして、足を使って見学に行ったり、調べたり、記録したりしていましたね。鎌倉のことにますます興味が湧いたことでしょう。夏もその学びを深めてください。


2年生は1年生を連れての学校探検が素晴らしかったです。

また、リャマのハニー君のお世話をよくがんばりました。夏の間も順番にお当番があることでしょう。大事な命です。よろしくお願いいたします。


1年生は、すっかり清泉小学校の子どもになりました。

自分で朝のお支度ができるようになって、たくさんのお友だちの名前を覚えて立派です。あいさつもとっても上手になりました。蚕さんとの生活で初めて気づいたことがたくさんあったことでしょう。2学期も楽しみですね。


さあ、明日から夏休みです。

数えると47日あります。おうちでどんなことをしようか、家族とどのように過ごすのか、わくわくしていることでしょう。静かな心でお祈りをする時間も大切に、毎日規則正しく過ごしてください。こつこつ学習することや先生とお約束ごともありますね。時間がある夏休みしかできないことにもぜひ挑戦してください。
皆さん、お元気で。清泉小学校の先生方みんなで、皆さんのためにお祈りしています。またこの講堂で9月5日、元気に会いましょう。

校長だより「愛」~ ゆるし~

隔週の火曜日に全校で行う講堂朝礼での有阪校長のおはなしをご紹介します。

皆さん、おはようございます。清泉10の価値「愛」は“ゆるし”というお話をします。
清泉小学校では、毎日のお祈りを大事にしています。朝のお祈り、お帰りのお祈りや食前食後のお祈りで、神様に感謝し私たちの心が誠実であるように、また私たちを守っていただけるようにお祈りしています。


主の祈りを唱えることもあります。主の祈りはイエス様ご自身が教えてくださったお祈りです。

では、みんなで座ったまま唱えてみましょう。

♰ 主の祈り
天におられるわたしたちの父よ、
み名が聖とされますように。
み国が来ますように。
みこころが天に行われるとおり 地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。
わたしたちの罪をおゆるしください。
わたしたちも人をゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、悪からお救い下さい。

今「わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちも人をゆるします。」とお祈りしました。

聖書のイエス様のお話の中には、大きな愛でゆるすことの大切さを説く場面がいくつか出てきます。

ある女の人が、とても大きな罪を犯してしまいました。その当時の律法という決まりによると、生きたまま石を投げられて、死を迎えてしまうくらい残酷な刑を受けなければならないくらいの罪でした。律法学者やファリサイ派の人たちがその女の人をイエス様のところに連れてきました。イエス様にこの女の人をどうしたらよいかしつこく尋ねました。イエス様を試そうと思ったようです。イエス様は「あなたたちの中で罪を犯したことがない者が、まず、この女に石を投げなさい。」とおっしゃいました。そうすると一人、また一人とその場を立ち去っていきました。イエス様は女の人におっしゃいました。「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからはもう罪を犯してはならない。」

イエス様は、間違いを認めて同じ間違いを繰り返さないようにと諭されました。誰もが、罪、つまり間違いや失敗をしてしまう弱い人間ですよ、ということをおっしゃりたかったのでしょう。大人も先生も皆さん子どもも、間違いや失敗はあります。人間はみな、ゆるしゆるされ、お互い様のおかげ様で生きているのです。


私たちは完璧ではありません。自分も間違いをしてしまいます。素直に「ごめんなさい」が言えますように。また、お友だちをゆるしてあげられますように。お互いに平和の心が取り戻せますように。そんなお祈りが、イエス様が教えてくださった主の祈りに込められています。
「わたしたちの罪をおゆるしください、わたしたちも人をゆるします。」がそれです。

また、イエス様は「七回どころか、七の七十倍まで人をゆるしなさい。」ともおっしゃっています。文字通りに計算したら、490回。これはたとえで、つまりどこまでも限りなくゆるしなさい、とおっしゃっています。ゆるすことは愛することです。ゆるすことで愛が広がれば温かく、平和な、戦いのない世界になることでしょう。イエス様は生涯をかけてゆるすことを、身をもって語られました。

自分も間違いをしてしまいます、お友だちも間違いをしてしまいます、だから「いいよ」とゆるすことは、とても大事なことです。とても難しいかもしれません。難しいことだからこそイエス様は、命をかけて教えてくださったのだと思います。自分がしてしまったことをゆるしていただけますように、お友だちを大きな愛でゆるせますように、主の祈りを通してイエス様に願ってまいりましょう。

校長だより「愛」 あふれる感謝を

明日から6年生は奈良県へ修学旅行に行きます。よい学びとなるように、皆さんお祈りください。留守の間は5年生が6年生の代わりを務めてくれます。5年生よろしくお願いいたします。

今、講堂朝礼では「愛」について考えています。
はじめに1年生の日記を紹介します。
『カイコさんにわるいことをしたなとおもいました。(1年生はカイコを育てています。)でも、いまいきているのがうれしくてうれしくてたまりません。いつもありがとう。つぎはくわのはやおそうじをもっとしてあげたいです。カイコさんにもっとおおきくなってほしいです。 』
たまごからかえって、とっても小さかったカイコさんが、白い体になって元気にむしゃむしゃ桑の葉っぱを食べている様子を見ると、このお友だちはとってもうれしいのでしょう。大きく育つことができなかったカイコさんもいたと聞きました。「おはかを作ります。」と、教えてくれたお友だちもいました。大きくなりますように、と願いをこめてお世話をしているからこそ、元気に育っているカイコさんを見て「いつもありがとう」という気持ちが沸き上がってきたようです。 カイコさんに感謝ですね。


次は 2 年生の日記です。
『ハニーくん(リャマさんの名前)とうばんで、わたしはパンをもっていきました。おそうじがおわってから、みんなに「パンちょうだい」と言われたので、「いいよ」と言ってあげました。そしたら、「ありがとう」とみんな言ってくれてうれしかったです。』
2年生は森でハニーくんのお世話をしています。この日記から、お友だちと仲良くハニーくんを見守っていることが伝わってきました。パンをいただいて「ありがとう」と感謝し、パンを分けてあげたお友だちがその言葉を聞いてうれしくなって、みんなでいっしょにハニーくんにパンをあげたのですね。「いいよ」と温かい心を渡してみんながにこにこ笑顔でいたので、そのぽかぽかの雰囲気の中にいたハニーくんも、きっと「みんなありがとう」と感謝していたことでしょう。 お友だちに感謝、ハニーくんに感謝ですね。

この 2 人のお友だちの日記から、感謝する気持ちが温かい雰囲気を作っていることを感じます。
「お友だちを幸せにすること、それがほんとうの愛」
と伝えてくださった聖ラファエラ・マリア様の言葉を、感謝のうちに実践していることが、先生はとても嬉しいです。1・2年生は今、生き物を育てていて、毎日命に向き合っています。カイコさんもリャマさんも大事なお友だちです。「いつもありがとう」と声をかけることはお友だちを幸せにします。

聖書の中にもこんな言葉があります。
「いつも喜んでいなさい  絶えず祈りなさい  すべてのことに感謝しなさい」
していただいたことに感謝するばかりでなく、先ほどの 2 人のお友だちのように、生きている命に感謝、「ありがとう」と言ってくれたお友だちに感謝できることは素晴らしいです。そしていつも神様といっしょにいられることに感謝、当たり前にいただけるお食事に感謝、学校でみんなと一緒に学べることに感謝・・・すべてのことに感謝して過ごしてまいりましょう。
聖歌「愛をください」にも感謝という言葉が出てきます。
♪イエス様 わたしに いつでも笑顔を あふれる感謝を ゆるせる心を・・・♪

あふれる感謝も「愛」です。すべてのことに感謝しながら、引き続き「愛」について考えてまいりましょう。

校長だより~「愛」 いつでも笑顔 であるように

5月18日は聖ラファエラ・マリア様の列福式が行われた日でした。

世界に広がる姉妹校が、聖ラファエラ・マリア様のことを思い起こしてお祝いしました。

清泉小学校では5年生が、17日に聖ラファエア・マリア様についてすばらしい発表をしました。5年生の皆さん、ありがとうございました。

聖ラファエラ・マリア様は、清泉小学校の皆さんに“お友達を幸せにすること、それがほんとうの愛”と伝えてくださっています。「どうぞ ありがとう ごめんなさい」の言葉を大事にして「お友だちを大切に」愛でいっぱいの学校にしてまいりましょう。

引き続き、清泉で大事にしている10の価値の中の「愛」についていっしょに考えたいと思います。

前回、皆さんに紹介した、聖歌「愛をください」の中で、こんな言葉がありました。

♪イエス様わたしにいつでも笑顔をあふれる感謝をゆるせる心を・・・♪

いつでも笑顔を・・・とありますが、皆さんはいつでも笑顔でいますか?いつでもとは、なかなかいかないかもしれません。楽しいこと、嬉しいことがあると笑顔でしょうし、思うように事が進んだ時、笑顔でしょう。テストでよい点をとったとき、上手に絵が描けたと思ったときも笑顔でしょう。

では、朝、あいさつを交わすときどうでしょうか。

にこにこ笑顔で「おはようございます。」言われると、先生はとても気持ちが良いです。元気パワーもいただきます。また、「お先にどうぞ」と笑顔で言われたら、これもまた気持ちよく「そうですか、すみません、ありがとうございます。」とその人と温かいやりとりができます。

お友だちに良いニュースがあった時、「いいなあ。」とうらやましくてお顔が曇っている人をみかけることがありますが、「すごいね、よかったね。」といっしょに喜べると、笑顔の輪が広がります。お友だちが失敗をして「ごめんなさい。」と言ったとき、笑顔で「いいよ。」とゆるしてあげたら、きっとお友だちも安心することでしょう。

笑顔は、あったかいパワー、優しいパワーをいっぱいいっぱい出します。

困ったこと、つらいことがあっても微笑みを忘れなかった聖ラファエラ・マリア様のように、どんなときも笑顔で過ごせますように、神様にお力をいただきながら学校生活を送ってまいりましょう。

 

校長だより~清泉10の価値 「愛」について共に考えていきましょう~

4月16日の講堂朝礼での校長先生のおはなしをご紹介します

皆さん、おはようございます。
1年生の皆さん、学校生活はいかがですか。朝のお仕度のとき、お兄様、お姉様が優しく教えてくださっていますね。お庭でもいっしょに遊べて楽しそうです。また、先生のお話を一生懸命聞いている姿を見ました。感心しました。1 年生、良いスタートを切りましたね。

1年生の朝の支度を手伝う6年生

担任のお話を聞く1年生

2年生以上の皆さん、新しい学年になって、新しい気持ちで頑張っていますね。早速1年生に近寄って「大丈夫?」と話しかけているところを見ました。率先して「お友だちを大切に」を実行している姿を見ると心がぽかぽかしてきます。朝、1年生といっしょにお聖堂に入ってお祈りをするお友だちもいますね。

朝のお聖堂の様子

お祈りをすると神様とお話ができて心が落ち着きますから、良い1日を送れそうです。神様は皆さんのことが大好きで大好きでたまらないですから、お祈りをするとその「愛」を感じ、喜びであふれることでしょう。神様は「愛」そのものです。神様に必要とされ、一人ひとり命をいただき、見守られて過ごしています。ですから神様のことを忘れないで過ごしてまいりましょう。「お友だちを大切に」「愛」でいっぱいの学校になるとよいですね。

 

児童が考えた「愛」のキャラクター

2024年度は、清泉で大事にしている10の価値の中の「愛」についていっしょに考えたいと思います。

聖ラファエラ・マリア様は愛についてこんな言葉をおっしゃっています。まわりの人を幸せにすること、それがほんとうの愛。
今の言葉の「まわりの人」の所を皆さんは「お友だち」と考えると分かりやすいかと思います。
お友だちを幸せにすること、それがほんとうの愛となります。お友だちが困っているときに声をかけたり助けてあげたりすること、お友だちの気持ちを考えて喜ばれることをすること、悲しそうなお友だちがいたら励ましてあげることなどがほんとうの愛なのです。

清泉の創立者聖ラファエラ・マリア

また、聖歌「愛をください」の中ではこんな風に表現されています。

~「愛をください」~

イエスさま 私に いつでも笑顔を
あふれる感謝を ゆるせるこころを
どんな時でも どんな人にも
あたえる愛を 愛をください

イエスさま 私に いつでも自由を
かわらぬ友情を すなおなこころを
どんな時でも どんな人にも
あたえる愛を 愛をください

 

聖歌の中で「愛」は笑顔、感謝、ゆるせる心、自由、友情、すなおな心、とあらわされ、そしてどんな時でもどんな人にも与える愛をくださいとお祈りしています。
これらを踏まえて、「愛」について少しずつ共に考えていきましょう。「愛をください」の聖歌もいっしょに歌えるといいなと思います。

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