清泉小だより

校長だより

聴くという事

雨が多いので、久しぶりに顔を出すお日様を、ありがたく感じますね。
空を見て、雲の様子や空の色などを観察すると、秋らしい雲のうろこ雲やひつじ雲、などが見つかるかもしれません。雲も秋をお知らせしてくれます。

さて、皆さんは日頃から、先生方に「お話を聴く」ことの大切さを聞いていると思います。

先日1階を歩いていたら、保健室の横に、
「会話力の高い人は聴き上手」というポスターがあることに気づきました。
そこには、こんな会話が写真で紹介されていました。

Aさんが

「私ね、昨日ランニングをしたり、料理をしたりね、・・・・」

と話をしていたのに、突然、

「昨日、私、映画みたんだけどさ、・・・・・」

とAさんの話を遮り違う話を始めたBさん。

Aさんは、もっと話したいことがあったかもしれません。でもBさんが途中で話を挟んだので、最後まで話を聴いてもらえなかったAさんはがっかりしたようです。

会話は、お友だちの話に興味を持ち、安心感や信頼感を与えながら聴くことで、お話が弾みます。例えば

Aさん「日曜日にね、私、映画を見たの。」

Bさん「うんうん。」

Aさん「最近見た中で一番おもしろかったの。」

Bさん「へー。そうなんだ。おもしろかったんだね。」

相手の話に合わせて「うんうん」とうなずいたり、表情で「そうなんだ。おもしろかったんだね。」と目を合わせて笑顔で聴くと、話をする人も安心しますし、信頼することでしょう。

聴くことは「お友だちを大切に」することです。聴き上手を目指して、お友だちとコミュニケーションをとっていきましょう。「お話をする人の方を向いて、目を合わせて、うなずきながら」聴くと、聴き上手になります。

さて今日は、夏休み中に行われた豆記者講習会(歴史ある講習会で来年は第60回を迎えます。)に参加した方たちの発表があります。どんなところでどんな取材をして新聞を書いたのか、お話を上手に聴きましょう。

 

二学期が始まりました

皆さんおはようございます。

お元気でしたか。夏休み中にたくさんお手紙をいただきました。ありがとうございました。「プール、海、山に行って夏を満喫しました。」や、「戦争と平和について考えるために広島、長崎に出かけました。」というお手紙がありました。「宿題や自由研究をこつこつ進めています。」という方もいて、どのお手紙もとても嬉しく拝見しました。夏ならではの体験や学びができたことでしょう。ひと回り、大きくたくましくなりましたね。皆さんとまたここで集うことができたことを、神さまに感謝いたします。

夏休み中、熊本で大きな地震がありました。千葉県や北陸地方で思いもよらぬ、大雨による災害があり、大きな被害が出ています。また、ネパールという国では、土石流によって多くの建物や橋、人が流され、大切な命がたくさん奪われました。皆さんの周りの方々は大丈夫でしたか。災害に遭って、悲しみ苦しみの中におられる方々のことを思い、1日も早く安心して穏やかな生活ができるようにお祈り致しましょう。私たちにできることをやってまいりましょう。7月にお話ししに来て下さった青少年赤十字の方々は、熊本の地震の後、被害に遭われた方のためにすぐ動かれ、現地の支援に力を注いでいらっしゃいます。赤十字の皆さんと共に、熊本の方々のための募金活動を横浜で行った5年生もいます。清泉小学校で大切にしている「お友だちを大切に」を実践できましたね。

2学期を始めるにあたり、あらためて「お友だち」について考えたいと思います。「お友だち」は、学校のお友だちはもちろん、お家の方、先生方、登下校で共に乗車する方々、世界のもう1人のお友だちなど、他者(自分以外の人)のことを指しています。イエス様をお手本にする私たちは、その中でも特に貧しい方、困っておられる方、病気の方、寂しい思いをしている方、弱い立場の方を大事にしたいですね。イエスさまに倣って実行しましょう。一人ひとり、みんな神さまに愛されて生まれてきた大切な命です。みんな違います。その違いを認めて、許し合いましょう。互いにお友だちの声を聴き合い、思いやることができたら、学校はもっともっと温かい場所になります。周りの方を幸せにできたら安心して過ごせます。それぞれが力を発揮できます。

2学期は、自分の持っている力を出す時です。実力を発揮するときです。そのためにはお互いの違いを認め合い、人の嫌がる言葉は言わない、自分がして欲しいことをお友達にできるように心がけて、みんなが神さまからいただいている力を出し切れるように、助け合ってまいりましょう。2学期はバザー、秋の集い、合宿と、楽しみな行事があります。お友だちとともに良い2学期にいたしましょう。皆さんの成長を楽しみにしています。

終業式

皆さん、おはようございます。
今日で1学期が終わります。私はあっという間に1学期が過ぎたと感じましたが、皆さんはいかがでしたか。

4月に入学した1年生も、清泉小学校の子どもとして大きく成長したと嬉しく思っています。まず、挨拶が上手にできるようになりました。昨日、鎌倉駅で登校中の皆さんと顔を合わせた時も、上級生に見えるほど、目と目を合わせて笑顔で「おはようございます。」と挨拶できていました。これは、6年生をはじめたくさんの上級生の支えがあったからです。上級生が1年生のためにお手本となって心を尽くし、優しく接したからです。2年生から6年生の皆さん、ありがとうございました。御恩送りが自然にできていますね。立派です。

1学期は、新しい出会いがあり、より深い学びができた充実した日々であったと思います。神さまに感謝して、長い夏休みもお祈りを大切に、そして周りの方々、特に久しぶりにお会いする親戚の方々や、初めて知り合う方々のことを大切にして過ごしましょう。皆さんが心も身体も元気に過ごせますように、清泉小学校の先生みんなでお祈りしています。

また、戦後80年を過ぎてもなお、戦争、内紛、貧困、差別で困難のうちにある方々のために、平和な世界になりますようにと願い祈りましょう。

今朝は、『もしぼくが鳥だったら パレスチナとガザのものがたり』(ゆぎ書房)という本をご紹介します。

主人公の「ぼく」は家から追い出され、自分の国がない、難民になりました。
世界にはこのように、家、故郷をなくした人々がいます。
この夏休みも、「お友だちを大切に」「世界のもう一人のお友だちを大切に」過ごしてまいりましょう。

二学期、また皆さんと元気にこの講堂でお会いしましょう。

平和の鐘

来週の金曜日は、一学期の終業式です。皆さんよくがんばりましたね。

夏休み、皆さんは楽しい計画をたくさん立てていることでしょう。そんな中でもぜひ、おうちの方と戦争と平和について考えてみてください。8月6日は広島原爆の日、8月9日は長崎原爆の日、そして8月15日は終戦記念日です。夏休み中、ニュースや映画などでも皆さんが目にする機会はあるでしょう。戦後80年を越えましたが、いまでも世界には、戦争や内乱があり、貧困で苦しい想いをされている方がいらっしゃいます。

今朝は世界の平和を願って、ニューヨークの国連に平和の鐘を送った方のお話をします。
中川千代治さんとおっしゃる方です。国連「国際連合」とは、主として世界の平和と安全を維持するための機関です。

中川千代治さんは、2回戦争に行き、命の危険、仲間をたくさん失うなど、想像を絶する大変つらい思いをして帰国されました。そしてこう決心するのです。
「誰もが平和を望んでいるのに、国と国の対立という大きな力に負けてしまう。それでも一人ひとりが平和を願えば、いつかきっと人々が理解し合い、殺し合いのない世の中になる。そのためには世界中のコインを集めて、溶かして、平和の鐘を造り国連本部に送りたい。」

そしてその強い想いを伝えながら、国を越え、宗教を越えて世界中のコインを集めました。
ドイツのベルリンに行く飛行機の中でキャビンアテンダントさんから、ドイツの東西が分裂していた時のベルリンでソ連(ロシア)の兵士から、バチカンの教皇様ピオ12世から、そして日本国内で・・・世界中のコインを集めたのです。

千代治さんの想いに心を寄せた人々のコインで造られた平和の鐘は、国連に送られ、今でも9月21日の国際平和デーで国連事務総長が鳴らします。

さて、2年生に、国連平和の鐘を守る会の会員の方がいらっしゃいます。
今日はこれからこの鐘のことについて、詳しく皆さんに発表してくださいます。

国連平和の鐘には「世界絶対平和萬歳」と書いてあります。これは、平和がずっと続いてほしいという願い、万年も続くように、という意味だそうです。
夏休みの間、皆さんと距離は離れていますが、心は合わせて、共に平和を願い、祈りましょう。

やさしいライオン

1学期のまとめの時期になっています。やらなければならないことに自分から誠実に取り組んで、良い夏休みを迎えられるように努力しましょう。

今学期は、清泉で大切にしている10の価値の中の「無償性」について皆さんと考えています。前回までは、やなせたかしさんの作品「あんぱんまん」を通して考えました。「あんぱんまん」は、自分の顔を食べさせ困っている人を笑顔にするという、これまでになかったヒーローでした。どこまでも優しく、自分の利益や見返りを求めない「あんぱんまん」の姿に、皆さんは気づきましたね。

今朝は、やなせたかしさんの別の作品を紹介します。

「やさしいライオン」というお話です。これは「あんぱんまん」が描かれる数年前の作品です。

主人公のブルブルは、みなしごのライオンでした。赤ちゃんの時は何もできませんから、そばでミルクを与え大切に育てる人がいないと、いのちが危なくなり大きくなれません。そこで、メス犬のムクムクがブルブルのお母さんになりました。ムクムクは大事ないのちを預かったので、責任を持って育てます。自分が産んだ子どもではありませんが、ブルブルをそれはそれは大事に育てました。子守歌を歌って聞かせ、ミルクをたくさんあげ、いい子ね、いい子だねと、ブルブルを大きな愛で包みました。ちゃんとしつけもしました。自分と同じ犬の子どもではない、ライオンの子どもを育てたのです。分け隔てのない、見返りを求めない愛があふれていました。無償性を感じます。

ブルブルは大きくなってサーカスの人気者になっても、そんな優しいお母さんをいつも懐かしんでいました。遠く離れていてもお母さんの優しい声やぬくもりを忘れなかったのです。ムクムクのブルブルへの無償の愛は、ブルブルの心にしっかり刻まれていました。

きっとムクムクも、ブルブルのことがずっと忘れられなかったと思います。
最後は人間によって悲しい結末を迎えますが、ブルブルとムクムクの互いを想い合う無償の愛は、なによりも強いものでした。

今日は、「やさしいライオン」を通して無償性を考えました。

 

あんぱんまんの無償性とは

明日から6年生は奈良県へ修学旅行に行きます。留守の間、5年生、学校のことをよろしくお願いいたします。

さて、今年度は、清泉で大切にしている10の価値の中の「無償性」について考えています。
前回の講堂朝礼では、やなせたかしさんの「あんぱんまん」を紹介して、あんぱんまんの無償性とは何かということを、皆さんに問いかけました。そうしましたら、その後たくさんの方々が、様々な考えを教えてくれました。
先日お話をした無償性とは、「自分の利益を求めない、見返りのない愛を渡すこと」でした。今日もあんぱんまんの無償性についていっしょに考えたいと思います。

まず、4年生の考えをご紹介します。
「あんぱんまんの無償性は困っている人に頭を食べていいよ、と差し出すことができることです。」
「あんぱんまんのことばの、ぜんぶ食べてもいいんだよ、すぐげんきになれる、に無償性がたくさん入っていると思いました。」
そうです。あんぱんまんは、自分の大切な頭をどうぞ、と差し出していますね。そして全部いいんだよ、とも言っていました。自分の頭はなくなってもいい、ということですから大きな犠牲です。
他にも
「とてつもなく優しいところ。」
「心配になるくらいあんぱんまんは、優しすぎる。」
「人を元気にしてあげて、喜ばせることができるところ。」
などに無償性を感じたという考えもありました。
困っている人に、自分の心と体を使って、「どうぞ」とあんぱんまんは言っています。なんて優しいのでしょう。
「自分のことは後回しにして人を助けるところ。」
と言っている人もいました。
そしてあんぱんまんの無償性について、
「悪者をやっつけて、人を助けるのではないところ。」
と書いていた方がいました。いわゆるヒーローのお話とは違うところに目を付けていて、感心しました。バイキンマンもまだ出てこない初期のあんぱんまんは、とにかく自分を犠牲にしていますね。

次に5年生のあんぱんまんの無償性についての考えを紹介します。
「自分のことはいいから、だれかを幸せにできればいい」
自分のことはいいから、ということは、なかなかできないことです。あんぱんまんはそれを実行していますね。
「あんぱんまんは、自分の大事な顔を困っている人に渡して、お返しを求めていない。」
たしかに、わたしの大事な顔をあげたのだから、あなたも私に何かしてちょうだい、とは言っていません。
「大切な自分の顔を失っても、困っている人が笑顔になることを喜んでいること」
「困っている人がいたら、自ら助け、見返りを求めない心」
この2人の方の、“困っている人が笑顔になる”や“自ら助け”という言葉は、特に無償性の核心をついていると思いました。

最後に6年生の考えです。
「あんぱんまんの無償性は清泉で行っているチャリティーのように、周りの人を笑顔にして、自分も笑顔になることだと思います。」
「あんぱんまんの無償性は決して強い武器を持たずに、自分が損をしてもいいから、目の前の人を幸せにしたいということだと思います。」
「自分が傷ついても、他人を助けることだと思います。」
「どんな人にも優しく、困っている人がいたら助けることだと僕は思いました。」
これらの考えの中の“周りの人を笑顔にしたい、幸せにしたい”や、“自分は損をしても傷ついても、どんな人にも”という視点をつかんでいる6年生の考えは、さすがだな、と思いました。大事な無償性のキーワードです。

あんぱんまんを書いたやなせさんは、あんぱんまんをあえて「弱いヒーロー」にしたのだそうです。手足が長く、指が5本あって、マントはぼろぼろ、かっこよくもかわいくもない顔を食べさせるヒーローです。
弱い人が勇気を出したとき、ほんとうのヒーローになるという考えがあります。顔が汚れたりぬれたりすると、パワーはなくなり、困っている人を助けてあげられない状況になる、つまり本来の力が出せなくなる、そんな時にパン作りのおじさんの力を必要とする、そんなヒーローにしたのです。

困っている人を救うというとき、自己犠牲が伴います。そんなときは、あんぱんまんのように、自分の大事な体を使うでしょう、心を尽くすでしょう、汗をかくでしょう、自分の大事な時間を渡すでしょう。
すべては困っている人が元気に笑顔になるように、です。
無償性は清泉小学校で大事にしている「お友だちを大切に」、そのものと言えるとも思います。

また次回の講堂朝礼でも、皆さんと共に「無償性」について考えていきたいと思います。

清泉10の価値~無償性~

縦割りグループで行う低学年、高学年の若葉の集いでは、3年生は1、2年生のために、6年生は4、5年生のためにたくさん働いて、素晴らしい1日を過ごすことができました。ありがとうございました。上級生にしていただいた温かい行いを下級生に渡していくご恩送りが、見事に実行できていました。また、違う学年の困っているお友だちを見つけて、「どうしたの。大丈夫?」と話しかけている人を見ました。他にも「どうぞ」や「やってみる?」と、下級生に譲る場面にも遭遇しました。皆さんの思いやりのある姿に温かい気持ちになりました。声をかけていただいたお友だちもさぞや嬉しかったことでしょう。

ところで、皆さんはふだんから、優しい気持ちを渡す活動をしていますね。それは、世界のもう一人のお友だちを支えるための、金曜日のチャリティーです。ボランティア委員会の皆さんが、困っている方々を支えるために集めたチャリティー募金をどちらに送るか、考えてくださっています。

困っている人に手を差し伸べることや、チャリティー活動をすることは、「これだけ助けたのだから、私にお礼をください。」とか「困っているあなたにやってあげたじゃない。だから、私にも同じようにやってね。」などの見返りは求めません。

今日は、皆さんのよく知っている、見返りを求めず、困っている人をとにかく助けるヒーローの絵本を紹介したいと思います。

やなせたかしさんが描かれた「あんぱんまん」フレーベル館です。

この本の中には、清泉で大事にしたい10の価値のひとつ、「無償性」が詰まっています。

無償性とは、自分の利益を求めない、見返りのない愛を渡すことです。「あんぱんまん」は自分の大事な顔をあげても、幸せそうでしたね。「あんぱんまん」の無償性ってなんでしょうか。ぜひクラスでも自分でも考えてみてください。

ちょっと難しい言葉ですが、「無償性」についてこれから考えて過ごしてまいりましょう。

2026年度が始まりました

イエス様のご復活、おめでとうございます。
イエス様は十字架につけられてお亡くなりになりましたが、3日目に復活されました。それを記念する復活祭(イースター)が4月5日でした。イエス様は皆さん一人ひとり愛してくださっていて、いつも共におられます。イエス様がいっしょだと、勇気もわいてきます。

ご進級おめでとうございます。春本番の今日、皆さんは新しい学年になりました。今朝はピンク色の桜をたくさん見たことでしょう。新年度を迎えた皆さんをお祝いしているようです。
いよいよ2026年度の学校生活がスタートします。クラス替えがありましたので、ドキドキ、ワクワクしながら登校したことでしょう。神様が新しいお友だち、新しい先生と出会わせてくださいました。感謝いたしましょう。
今朝はあちらこちらで「一緒だね、嬉しいね。」「仲良くしようね。」などと、声が聞こえてきました。編入生もいらっしゃいます。この1年間、共に過ごすお友だちを大切にして、お友だちの良いところをたくさんさがしてください。

明日からは、1年生がこの清泉小学校に入学します。2年生の皆さん、いよいよお兄様、お姉様になります。心の準備はできていますか?6年生の皆さん、1年生の時にその当時の6年生にしていただいたように、85期1年生にして差し上げましょう。ご恩送りをよろしくお願いいたします。3年生、4年生、5年生の皆さん、1年生が困っていたら笑顔で「大丈夫だよ」と助けてあげてください。「お友だちを大切に」を合言葉に過ごしてまいりましょう。明日はこの講堂で、みんなで1年生を温かくお迎えし、入学をお祝いしたいと思います。

春休み中、オーストラリア語学研修の引率で、79期、80期生の26名とブリスベンに行ってきました。現地では、カトリック校のSt Anthony’s Catholic primaryschoolで学びました。オーストラリアの皆さんも挨拶を大切に学校生活を送っていました。笑顔で「Good morning」「Hello」「Thank you」「こんにちは」と声をかけ合いました。言葉が十分に通じなくても、温かい心と心の繋がりを感じました。

「お友だちを大切に」の言葉にあるお友だちは、どなたのことでしょう。学校のお友だちはもちろん、おうちの方、先生方、お客様、登下校で出会う方々も、直接お会いできない世界の方々も、みんなお友だちです。みんなイエス様の大事な子どもです。イエス様はすべての方々を大事に思っておられ、それぞれの方々の中にイエス様がおられます。イエス様は弱い立場におられる貧しい人、寂しい思いをしている人、病に苦しむ人に特に手を差し伸べられました。そんなイエス様をお手本に、温かい心を差し出してまいりましょう。

イエス様は「互いに愛し合いなさい」そして「人からしてもらいたいことを、人にもしなさい」とおっしゃいました。お友だちの気持ちを思いやりながら、行動しましょう。

卒業した79期生がこんな言葉を残してくれました。
・「お友だちを大切に」この言葉のおかげで人の気持ちを考えることに目を向けられました。
・お友だちに優しくしたら、お友だちも笑顔になることができ、平和を自分から作り出すことができると思いました。
・自然教室で積極的に行動していましたが、自分だけで行動することはだめなことに気づきました。どうやったらみんなと協力できるかを考えました。その結果、自分から呼びかけて、相手の気持ちを考えながら提案し、実行に移すことにしました。

79期の先輩方は、お友だちのことを大切にしながら学校生活を送ることが、皆の笑顔につながることに気づいていました。自分から温かい心を差し出すと自分も笑顔になるし、その心をいただいたお友だちも笑顔になります。そんな笑顔いっぱいの喜びあふれる学校にしてまいりましょう。

まずは、あいさつから始めましょう。初めて話すお友だちもいるでしょうから、自分からすすんで「おはようございます。」「こんにちは。」「さようなら。」が言えると、その場が明るくなりますね。心がぽかぽかします。あいさつは、魔法の言葉です。
また、「どうぞ、ありがとう、ごめんなさい」そして「いいよ」と、お友だちを大事にする言葉を使うと、お互いのつながりが強くなります。とっても短い言葉ですが、心の中の想いがあふれる大事な言葉です。特に「ごめんない」は、なかなか出てこないこともあります。うっかりしてしまうことは誰にでもあります。そんな時は、誠実に自分の心に向き合って、ごまかさずに「ごめんなさい」が言えるといいですね。きっと許していただけるし、イエス様も心から喜んでくださいます。

「お友だちを大切に」をあいさつから始めて、みんなが毎日笑顔で過ごせますように力を合わせてまいりましょう。

修了式

今、教会では復活祭(イースター)前の約40日間の四旬節に入っています。
謙虚に、お友だちが嫌がることは言わないように慎み、神さまの喜ばれることを実践しましょう。そして良い復活祭を迎えましょう。

私たちは弱いので自分のことを中心に考え、周りに目を向けられないでいることがあります。先日こんなことがありました。
朝の路線バスの乗客の方から、清泉の子ども達が騒がしい、残念ですというご注意をいただいたのです。確認をすると、その方のおっしゃる通りでした。
皆さんが朝、鎌倉駅でバス停に並ぶとき、気を付けることは何でしょうか。路線バスを使用する4・5年生の皆さんは心の中で考えてみてください。
そうです「どうぞ」です。一般の方に「どうぞ」と譲ってから乗るのです。
では、声の大きさはどうでしょう。一人ひとりの声は小さくても、それが合わさると何倍ものボリュームになってしまいます。学校までの数分、沈黙して鎌倉の車窓を楽しんでみましょう。
スクールバスに乗る1~4生も同じです。我先に乗らないで、どうぞの気持ちを持ちましょう。
電車内も同じですね。周りの方々の気持ちに寄り添っていますか。
周りの方々にに温かい心を差し出しましょう。もしできていなかったら、神さまに喜ばれる努力を自分からしましょう。

今日は、修了式です。神さまに見守られ、楽しい学校生活を送れたことを感謝しましょう。そして、お友だち、先生方、おうちの方に感謝の「ありがとう」をいっぱい伝えてください。

さて、いつもなら講堂内には6学年が座っていますが、今日は6年生がいません。そうです、昨日卒業されました。4年生、5年生が学校の代表として卒業式に出席しました。卒業証書を受け取るときの79期6年生は、一人ひとり清泉小学校の卒業生として胸を張って、とても立派でした。

そしてバトンを受け取ったのは、80期5年生です。80期の持ち味の団結心、温かな心、自分から気づいて動ける実行力で、下級生を見守り導くことができるでしょう。期待しています。どうぞよろしくお願いします。

さてこの3学期は、1年生、2年生、3年生は、おうちの方をご招待して総合発表会がありました。
どのクラスも心をひとつにし作りあげていて、とても感動しました。総合学習で皆さんの心の中に、もっとやってみたい意欲や、もっとよくなりたい向上心、難しいことを乗り越える力が育ちましたね。それをさらに高めていってください。
4年生は、宗教行事、5年生は「6年生を送る会」の企画、運営等をがんばりましたね。大きなことをする時、一人ではできません。皆の協力で成り立つことを実感し、立派にやり遂げて大きく成長しました。

春休みは、心も体もゆっくり休めて、新しい学年の準備をし、4月8日、心新たに登校してください。これからも「お友だちを大切に」過ごしてまいりましょう。よい春休みを送ってください。

復活祭に向けて

2月18日は、灰の水曜日でした。この日が四旬節(レント)の始まりの日。
今年は4月5日が復活祭ですから、その日までの約40日間、復活祭(イースター)を迎える準備をしましょう。私たちの心を改め、お祈りを大切にし、神さまに心を近づけたいと思います。

教皇様レオ14世は、四旬節メッセージを出されました。その中から皆さんにもできることをお話します。

1つめ「み言葉に耳を傾けること
2つめ「隣人を攻撃しない、傷つける言葉を控えること」です。

1つめの「み言葉」とは聖書の言葉のことです。
神さまからのメッセージに心を傾けてまいりましょう。清泉小学校の2月の聖句は「あなた方の中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になりなさい。」ですね。偉くなるってどういうことでしょうか。皆に仕える者ってどういう人でしょうか。

私たちは神さまに倣いたいと願っています。「神さまの目に偉い人であるように、お友だちの幸せのために働くことができる人になりなさい。」というメッセージです。先日あった、宗教委員さんの聖句の説明を振り返ってみるのもよいでしょう。み言葉に耳を傾け、心を神さまに向けましょう。

2つめは、人の嫌がることをしない、悪口は言わない、優しい心を差し出しましょう、ということです。心の傷は目には見えないからこそ、気を付けなければなりません。自分がしてほしいことをお友だちにしましょう。お友だちに冷たい態度や言葉を出していませんか。振り返ってみてください。冷たい心を出すと、冷たい心が返ってきます。もし周りで見かけたら、見過ごさないこともとても大切です。温かい心を差し出すと、温かい心が返ってきます。

教皇様はメッセージの最後に、愛の文明を築くことに役立つよう、進んで努力しましょう、とおっしゃっています。皆さんの周りから始めましょう。近くの人から温かさを広げましょう。

挨拶を自分からしていますか。復活祭に向けて、一人ひとり心の準備と実践をしてまいりましょう。

清泉で大切にしている10の価値「生命」についてお話しするのも、今日が最終回となりました。

2学期から、神さまの目に偉い人=偉人の方のお話をしてきました。マザーテレサ、コルベ神父、杉原千畝、アンリー・デュナン、どの方も他者の幸せのために働かれ、他者のいのちを大切にされました。人種、宗教を超えて、その人そのものであるいのちを救うために、働かれたのです。2月の聖句「あなた方の中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になりなさい。」そのみ言葉そのものを実行されました。人々を強い意思で導きながら、人々の一番困難なつらいことに寄り添い、人々のために尽くしました。

聖ラファエラ・マリア様のお父様もそのような方でした。ペドロ・アバドの村長さんでしたが、貧しい人たちのために富と力を用いた方でした。悪性のコレラが流行った時は、コルドバの人口の2/3が犠牲になるほどでしたが、村から逃げることなく、村に残り病気になった人々を見舞い、励まし、その方々に薬を自ら買って届けたそうです。とうとうお父様もコレラに感染して47歳で亡くなられました。その後お母様も、お父様の想いを次いで、貧しい方々に寛大な心を表されたそうです。

そんなご両親のもとに育ったラファエラ・マリア様の言葉です。

「神の愛はすべてのものにおよびます。わたしたちはみな、神の子どもなのです。」

一人ひとりが神さまから愛され、生まれてきました。自分の大事ないのち、そしてお友だちの大事ないのちを守り、尊重し、平和を築く人となりますように、願っています。

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