清泉小の教育

誠実に歩む人となるように

清泉小学校では、人生の土台となる部分をしっかり育てることを重んじています。
一人ひとりが神から大きな愛で包まれていることを実感し、イエス様の教え「互いに愛し合いなさい」を心に留め、自ら行動できるよう支えています。
神からいただいているそれぞれの賜物に気づけた子どもは、自然と感謝の心を持ち、自分の大切さに気づきます。そして、自分と同じように他者も神から愛されている大切な存在として尊重することができます。そのような子どもは、集団の中にあっても崩れない自分を確立していくことができます。地球規模での問題が山積する現代にあって、何が大事なことなのか、何を識別して選び取っていくのか、未来を生き抜く子どもたちはその力を備えることが求められています。困難に遭っても自ら考え乗り越える回復力「レジリエンス」を高めしなやかに強く歩んでいくために、自然教室での体験を通した学び、総合学習での探究、日々積み重ねる基礎学習を通して、人生の根っこをしっかり育てていかれるよう教職員はともに歩んでいます。
清泉小学校にぜひいらしてください。「お友だちを大切に」を合言葉に、子どもたちが何事にも丁寧に根気強く誠実に取り組む姿勢や、明るく優しく過ごす様子をぜひ感じていただけたら幸いです。

清泉小学校 校長 有阪奈保子

清泉小が重んじる3つの柱

人としての土台作り

世界の中で心豊かな一人の人として生き抜いていくためには、周りに流されることなく、神様が何を求めておられるのかを見極める力をつけることが大切です。
『たとえ、みんながしても、それが正しくないことなら、私はそれをしない。
たとえ、みんながしなくても、それが正しいことなら、私は一人でもそれをしよう』
そんなスタンスが身につく教育を行っています。

基礎学力の徹底

見える学力「読む、書く、聞く、話す、計算」と
見えない学力「意欲、関心、興味、想像力、発想力、粘り強さ、集中力、思いやり」
これらを合わせたものを基礎学力として位置づけています。
繰り返し行う日々の学習で見える学力を高め、学校行事、総合学習、自然教室での活動など、学校生活のあらゆる場面で「仲間と共に仲間から学ぶ」経験を踏みやすくし、見えない学力を育んでいく仕組みを散りばめています。

個と集団の関わりを学ぶ

自分の考えをしっかり持つこと、そしてそれを発信する力、また周りのお友だちの考えをしっかり聞いて受けとめて、みんなでどう進んでいくかの学びを重視しています。
みんなでつくり上げる各行事、子どもたちが自ら課題を見つけ学びの必然性を持って取り組む総合学習、自然の中で自由に学ぶことの出来る三浦自然教室での体験を通して、心と体を大きく成長させていきます。

清泉のルーツ

建学の精神

清泉の教育の根本精神は「神から愛されたものとして愛し合うこと」
これは、聖書の「互いに愛し合いなさい。わたしがあなたたちを愛したように、あなたたちも互いに、愛し合いなさい」(ヨハネ 13章 34節)と、創立者聖ラファエラ・マリアの生き方に基づいています。聖ラファエラ・マリアは、子どもたち一人ひとりを宝として大切にし、子どもたちの心が、神への深い信仰をもとにして神と人を愛する人に育つことを望まれました。
この精神のもと清泉では、神が私たちに与えてくださった可能性を大切にし、まわりの人々に喜びを伝えていくことができる人を育てる教育を、世界中で続けています。

沿革

清泉の設立母体である聖心侍女修道会は、1877年(明治10年)ラファエラ・マリア・ポラスと姉のピラールによリ、スペインのマドリッドに創立されました。ラファエラ・マリアは聖心侍女修道会の初代総長として、神の「福音」を述べ伝える教育、特に貧しく恵まれない人々の教育に力を尽くしました。亡くなって後、その謙遜と従順な姿勢から、1977年1月23日、列聖され、聖人の列に加えられ聖ラファエラ・マリアとなりました。

聖心侍女修道会の創立者
ラファエラ・マリア・ポラス
1934年にはじめて来日した
聖心侍女修道会会員

1934年、聖ラファエラ・マリアの熱き想いを受け継いだシスター達数人が来日し、東京に清泉寮という学校を開設しました。その後、戦火のため清泉寮は焼失。しかし、シスター達は様々な困難を耐え抜き、1947年春、横須賀に清泉女学院小学校を創設。1953年には、鎌倉清泉女学院小学校を開校。1963年には横須賀の小学校と鎌倉の小学校を合併。1969年には「清泉女学院小学校」を「清泉小学校」に改名し現在に至ります。

修道会の紹介

聖心侍女修道会日本管区
Ancillae Sacratissimi Cordis Iesu

〒141-0022東京都品川区東五反田3-8-5
TEL:03-3442-9201

校章・校歌

校章

清泉小学校の校章は、盾の形をしています。これは、悪から身を守り、悪をさけ、正しく生きていくために必要な心がまえをあらわしています。左上にあるイエス様のみこころと、イエス様のみこころを囲んでいるくさりは、愛そのものでいらっしゃるイエス様を中心として私たちが結ばれていることを表しています。右下の百合の花は、清らかな心を表しています。この百合は、清泉と聖心侍女修道会の頭文字である「S」の形をしています。校章右下の赤色は愛と真心を、左上の白は潔白を表しています。

校歌

永遠に散らぬ
よき花手折り
かざしませ
清き泉に
心ひたして

佐佐木信綱 作詞
松島 彜子 作曲

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