清泉小だより

バザー

9月17日とても良い天気のお恵みのもと、清泉ファミリーバザーが行われました。

清泉の子どもたちは、バザーを毎年心待ちにしています。今年も、様々な場所で子どもたちの笑顔があふれていました。

ただ楽しむだけでありません。4・5・6年生は、バザーをつくりあげる大切なお役目も担います。4年生は、ゴミ掃除係。5・6年生は、受付やゲームの運営を支えるお仕事をしました。みんな一生懸命に心を込めてお仕事をしていて、とても立派でした。

また、2年生はリャマのハニーくんのお世話の費用を得るために、自分たちで商品を作り、お売りしました。

清泉の子どもたち、保護者の皆様、教職員、清泉ファミリーが一体となったすてきなバザーとなりました。早速、子どもたちは来年のバザーを楽しみにしているようです。

2学期が始まりました

長い夏休みを終え、清泉小学校に元気いっぱいな子どもたちが戻ってきました。2学期の始まりです。

厳しい暑さが続いていますが、清泉の子どもたちはお友達と過ごせる喜びを感じながら、元気いっぱいに勉強し、お友達と思いっきり遊んだり、お話をしたりしています。

始業式には、校長先生より「2学期は持っている力を発揮するときです」というお話がありました。1年の中で1番長い2学期。行事や毎日の学習を通して、自分の持っている力を少しずつ高め、発揮する学期にしていきましょう。

校長だより 実りある2学期に~心を高めよう~

皆さん、おはようございます。
お元気でしたか。
今朝、笑顔でしっかり挨拶を交わせたこと、講堂でこのようにまた集まれたことをとても嬉しく思っています。神様に見守っていただいた夏休みでしたね。神様に感謝です。

猛暑の夏でした。皆さんからいただいたお手紙を見ると、暑さの中でも普段できないこと、例えばおうちのお手伝いをたくさんする、遠い親戚に会いに行く、習い事の発表のために毎日練習をする、泳ぎが上手になるようにチャレンジする、自学をがんばるなどを、それぞれが確実に進めていて、皆さんのたくましさが伝わってきました。「2学期待ち遠しいです。」というメッセージもたくさんいただきました。お手紙を読むたびに、早く会いたいなと思っていました。

いよいよ2学期が始まりました。1年の中で 1番長い学期です。バザーがすぐにありますね。5年生は長野で「山の学校」が行われます。1、2、3、4、6年生は、自然教室での「合宿」があります。全校での「秋の集い」もあります。4年生が主催する「クリスマスの集い」もあります。その他にも、きっと心に深く刻まれる行事、学びがたくさんあることでしょう。わくわくしますね。


久しぶりに学校に来て、学校の中が1学期と違っている、と思ったことはありますか。多くの方のお力によって、1階のオープンスペースや 1階の教室の床がきれいになりました。また 1、2年生のお庭の人工芝が張り替えられました。外階段も床の部分がきれいになり、保健室の扉が引き戸になりました。皆さんがよりよい学校生活を過ごせるようにしましたので、工事に関わってくださったすべての方に感謝して、学校のものを大事に使っていきましょう。

2学期は行事や日々の学習を通して、持っている力を発揮するときです。
力を発揮してうまく事が進んで嬉しさいっぱいの日もあれば、自分の思うようにいかなくて心がへこむこともあるかもしれません。心がへこんでも冷静に受け止め柔軟に考えて、しなやかな心を自分の中につくっていきましょう。神様は私たちといつもいっしょにおられます。「神様がいつもいっしょ」と感じると心強いですね。


この夏、パリオリンピックを見ましたか?今、パラリンピックが行われていますが、先生は体操男子キャプテンの萱選手がピンチの時にかけ続けた言葉、「絶対あきらめるな 最後まであきらめるな」が心に響きました。仲間が演技を失敗して大ピンチの時、心折れることなく声をおなかの底から発し続け、仲間の気持ちを奮い立たせた、あの声かけと気持ちの前向きさは、それまでの体操競技での経験や仲間への熱い思いがあったからでしょう。無理ではないかと思われた団体で逆転金メダルにつながりました。

土壇場に来た時に人は試されます。
皆さん、2学期にある行事や学習を通して、心を高め、力を出し尽くし、あきらめないで前を向いていきましょう。神様からいただいた力を惜しまずに使っていきましょう。
2学期が終わるときに、こんなことを乗り越えました、実行できました、力が発揮できました、ということをお話しできるように、よい2学期にしていきましょう。 お友だちと絆を深めましょう。

『心の目を開く』~点字クラブ・日本点字図書館見学~

 8 月 2 日(金)、点字クラブの5・6年生 20 名で、高田馬場にある日本点字図書館見学に行ってまいりました。
 
 日本点字図書館は、1940 年(昭和 15 年)に故・本間一夫先生がお創りになった、点字・録音図書の蔵書数が日本一多い私立図書館です。本間先生は、『清泉の百冊』にも入っている『愛の点字図書館長』という伝記の主人公にもなっている方です。
 今年の見学も、昨年にひき続き、現館長の立花明彦(たちばなあけひこ)先生が私達のためにわざわざいらして下さり、目の不自由な方が持つ白杖(はくじょう)や身の回りの点字について分かりやすくお話しして下さいました。町で困っている視覚障がい者を見かけた場合のお手伝いの方法も教えて頂き、熱心にメモをとる子ども達でした。

 立花先生のお話の後は、2つのグループに分かれて、図書館の成瀬先生と石井先生に館内を案内して頂きました。最新の点字タイプライターや地下の点字図書保管庫、録音図書を作るためのスタジオや、晴眼者(せいがんしゃ)(=視覚障がいを持っていない人)と目の不自由な方がペアになって行う点字図書の校正作業など、普段はなかなか見られない場所も余すところなく見せて下さり、子ども達にとってとても良い学びになりました。

 さて、日本点字図書館の創立者の本間先生が 2003 年(平成 15 年)にお亡くなりになる前に、当時の点字クラブのメンバーに会って下さったことがあります。一人ひとりと握手して下さり、こうおっしゃいました。「盲人は、目ではなく、指で文字を読むことで、『心の目を開く』のです。」

 もうずいぶん前のことですが、今でも先生の大きな、あたたかい手の感触とともに、力強くおっしゃったその言葉が強く思い出されてきます。私達晴眼者はどうでしょう。何をもって「心の目」を開いていくのでしょうか。

 清泉小学校の子ども達は、毎週金曜日にお弁当のおかずやデザートを我慢し、保護者の皆様の温かいご理解も頂きながら、その分のお金をチャリティーとして、ボランティア委員会が決めた様々な場所にお捧げしていますが、日本点字図書館にもお送りさせて頂いております。このご縁がこれからも続いていきますように。

 立花先生、成瀬先生、石井先生、お忙しいところを本当にありがとうございました。

校長だより~終業式~

いよいよ今日で1学期が終わります。 皆さんのお顔をみると、充実感、達成感でいっぱいですね。

1学期を振り返ってみます。4月は1年生83期のお友だちをお迎えし、心新たに新年度をスタートしました。新しいクラスでお互いをよく知り合う1学期だったと思います。「お友だちを大切に」や聖ラファエラ・マリア様のことば「お友だちを幸せにすること、それがほんとうの愛」を心にとめて学校生活を送りました。毎日お友だちといっしょにたくさん考え合い、聞き合い、助け合い、体験して、学習して、時には思い通りにならなくても譲り合って、許し合って・・・そしてみんなが笑顔であるように心がけました。
皆さんよくがんばりました。いつも神さまが私たちと共に歩んでくださり、見守ってくださいました。感謝です。

6年生は、学校のリーダーとして、下級生を気にかけ行動することができました。
行事だけでなく週番や委員会での活躍は素晴らしかったです。ありがとうございました。温かく心優しい行動が学校全体に広がっています。6年生全員が元気に参加した、奈良の修学旅行も良い思い出となったことでしょう。これからも皆さんの力に期待しています。


5年生は、6年生がいないときに学校を支えてくれました。

学校の日には、聖ラファエラ・マリア様の発表をし、大きな拍手に包まれました。5年生が発表する言葉には力がありました。勉強が一段と難しくなりましたが、素直で真剣な皆さんの表情から本気度が伝わってきました。これからがますます楽しみです。


4年生はマリア様の集いを主催して、それぞれのお役に責任を持って取り組んでいたのが印象的でした。

素晴らしい集いでした。高学年の仲間入りをして、5・6年生から多くのことを学んだことでしょう。この夏は計画したことを、自ら実行していくようにチャレンジしてください。


3年生は、若葉の集いで1・2年生をリードしました。

鎌倉調べがスタートして、足を使って見学に行ったり、調べたり、記録したりしていましたね。鎌倉のことにますます興味が湧いたことでしょう。夏もその学びを深めてください。


2年生は1年生を連れての学校探検が素晴らしかったです。

また、リャマのハニー君のお世話をよくがんばりました。夏の間も順番にお当番があることでしょう。大事な命です。よろしくお願いいたします。


1年生は、すっかり清泉小学校の子どもになりました。

自分で朝のお支度ができるようになって、たくさんのお友だちの名前を覚えて立派です。あいさつもとっても上手になりました。蚕さんとの生活で初めて気づいたことがたくさんあったことでしょう。2学期も楽しみですね。


さあ、明日から夏休みです。

数えると47日あります。おうちでどんなことをしようか、家族とどのように過ごすのか、わくわくしていることでしょう。静かな心でお祈りをする時間も大切に、毎日規則正しく過ごしてください。こつこつ学習することや先生とお約束ごともありますね。時間がある夏休みしかできないことにもぜひ挑戦してください。
皆さん、お元気で。清泉小学校の先生方みんなで、皆さんのためにお祈りしています。またこの講堂で9月5日、元気に会いましょう。

美術の授業の様子をご紹介します

今回は、5年生の授業の様子をご紹介します。

5年生の美術の授業では、アニメーションを制作する学習をグループで行いました。

まず、わりピンとボール紙を使って、動くおもちゃを制作しました。わりピンのおもちゃは、360度どの方向にも動き、まるで生きているような動きにすることができます。そのため、児童は、グループで話し合いながら、おもしろい動きのおもちゃを作るために工夫していました。

おもちゃができあがったら、いよいよアニメーション作りです。アニメーション作りでは、「KomaKoma」というアプリを使用しました。1枚1枚写真を撮り、それを繋げると動画になります。児童は、1枚撮影する度に、おもちゃを動かし、コマ数を重ねていきます。今回は、わりピンのおもちゃの特徴を活かしたおもしろい動きのアニメーションを制作することを目標にして取り組みました。それぞれのグループが工夫を重ね、すてきな作品ができました。

最後には、各クラスで鑑賞会を行い、その後、ロイロノートで他のクラスの作品も見られるようにしました。

 

 

音楽の授業の様子をご紹介します

こちらをクリックください。

修学旅行でいただいたもの

 6月19日(水)から21日(金)にかけて、6年生は奈良県へ修学旅行に行ってまいりました。78期全員が参加することが出来たのが何よりの喜びです。

修学旅行中、多くの皆様のおもてなしに、感激いたしました。

 

ホテルでは、私達の体のことを考えたおいしいお食事や清潔なお部屋を用意して下さっただけでなく、毎晩全員の革靴をきれいに磨いて下さったり、何か困ったことがあるとすぐに対応して下さったりと、本当に有難く思いました。

 

奈良観光協会のガイドの皆様は、東大寺を案内して下さいました。その専門的なくわしいお話を聞いて、悠久の歴史に思いを馳せる子ども達でした。また昼食場所となった三条小鍛冶の方々にもお世話になりました。色々とご配慮頂いたおかげで、当日は暑い中での見学でしたが、全員が大過なく、良い勉強をすることが出来ました。

 

奈良交通の観光バスの運転士の方々は、目的地に安全に届けて下さっただけでなく、横断歩道や見通しの悪いカーブの所に立って、子ども達の安全も注意深く見守って下さっていました。バスガイドの方々も、子ども達に分かりやすいように、奈良の歴史や地理について話して下さいました。「バスの中も、授業と同じ。」と子ども達に言っていたのですが、良い学習になりました。最終日は、各号車ごとにお別れの会を開いて、感謝をお伝えしました。

 

  最終日の朝礼で、子ども達に感想を聞いたところ、男子・女子共に「まだ帰りたくない。」という人がほとんどでした。頂いた『あたたかいもの』は本当に大きかったのです。

  そんな修学旅行の思い出を胸に、これからも最上級生として責任のある毎日を送って行ってほしいと願っております。

3年生 本物に触れる鎌倉調べ

   3年生は、鎌倉にある寺社や名所旧跡を巡り、様々な角度から鎌倉について学びます。1学期は、学校の周辺にある源頼朝の墓や荏柄天神社から始めて、建長寺、円覚寺など市内のいくつかの寺社を訪れました。

 子どもたちは、実際に足を運んで自分の目で見て、そこの雰囲気を直に感じることで、鎌倉という地の歴史に興味や関心を抱き、「もっと知りたい!」という探求心を呼び起こされています。

    また、鎌倉市役所の文化財課の方々を招いて、鎌倉の文化財や遺跡についてのお話を伺いました。鎌倉の遺跡から出土したものも見せていただいたり、実際に触らせていただいたりして、遠い鎌倉時代に想いを馳せました。

   これからも、一年間をかけて鎌倉についていろいろなことを調べ、学んでいきたいと意欲いっぱいです。

校長だより「愛」~ ゆるし~

隔週の火曜日に全校で行う講堂朝礼での有阪校長のおはなしをご紹介します。

皆さん、おはようございます。清泉10の価値「愛」は“ゆるし”というお話をします。
清泉小学校では、毎日のお祈りを大事にしています。朝のお祈り、お帰りのお祈りや食前食後のお祈りで、神様に感謝し私たちの心が誠実であるように、また私たちを守っていただけるようにお祈りしています。


主の祈りを唱えることもあります。主の祈りはイエス様ご自身が教えてくださったお祈りです。

では、みんなで座ったまま唱えてみましょう。

♰ 主の祈り
天におられるわたしたちの父よ、
み名が聖とされますように。
み国が来ますように。
みこころが天に行われるとおり 地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。
わたしたちの罪をおゆるしください。
わたしたちも人をゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、悪からお救い下さい。

今「わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちも人をゆるします。」とお祈りしました。

聖書のイエス様のお話の中には、大きな愛でゆるすことの大切さを説く場面がいくつか出てきます。

ある女の人が、とても大きな罪を犯してしまいました。その当時の律法という決まりによると、生きたまま石を投げられて、死を迎えてしまうくらい残酷な刑を受けなければならないくらいの罪でした。律法学者やファリサイ派の人たちがその女の人をイエス様のところに連れてきました。イエス様にこの女の人をどうしたらよいかしつこく尋ねました。イエス様を試そうと思ったようです。イエス様は「あなたたちの中で罪を犯したことがない者が、まず、この女に石を投げなさい。」とおっしゃいました。そうすると一人、また一人とその場を立ち去っていきました。イエス様は女の人におっしゃいました。「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからはもう罪を犯してはならない。」

イエス様は、間違いを認めて同じ間違いを繰り返さないようにと諭されました。誰もが、罪、つまり間違いや失敗をしてしまう弱い人間ですよ、ということをおっしゃりたかったのでしょう。大人も先生も皆さん子どもも、間違いや失敗はあります。人間はみな、ゆるしゆるされ、お互い様のおかげ様で生きているのです。


私たちは完璧ではありません。自分も間違いをしてしまいます。素直に「ごめんなさい」が言えますように。また、お友だちをゆるしてあげられますように。お互いに平和の心が取り戻せますように。そんなお祈りが、イエス様が教えてくださった主の祈りに込められています。
「わたしたちの罪をおゆるしください、わたしたちも人をゆるします。」がそれです。

また、イエス様は「七回どころか、七の七十倍まで人をゆるしなさい。」ともおっしゃっています。文字通りに計算したら、490回。これはたとえで、つまりどこまでも限りなくゆるしなさい、とおっしゃっています。ゆるすことは愛することです。ゆるすことで愛が広がれば温かく、平和な、戦いのない世界になることでしょう。イエス様は生涯をかけてゆるすことを、身をもって語られました。

自分も間違いをしてしまいます、お友だちも間違いをしてしまいます、だから「いいよ」とゆるすことは、とても大事なことです。とても難しいかもしれません。難しいことだからこそイエス様は、命をかけて教えてくださったのだと思います。自分がしてしまったことをゆるしていただけますように、お友だちを大きな愛でゆるせますように、主の祈りを通してイエス様に願ってまいりましょう。

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