清泉小だより

鎌倉市民駅伝競走大会 一般の部優勝

 10月20日(日)に清泉小学校の教職員チームが鎌倉市民駅伝競走大会に参加してきました。

 小学生の部では課外クラブの児童が度々上位入賞しており、一般の部でも2012年の初出場以来、上位入賞を目標に挑戦し続けてきました。

 今年も沢山のチームと競いながら、願いを込めた襷を繋いでいきます。

 レース序盤より上位で繋がれていった襷は4区でトップとなり、そのままゴールへと運ばれました。

 目標に向かって努力すること

 努力することを続けること

 続けることを信じること

 信じて挑戦すること

 

 私達教職員が挑戦する姿を見せることで児童に伝えられるメッセージがあると思います。来年の結果がどうなるか分かりませんが、これからも挑戦し続けていきます。

 

 

 

秋の集い(運動会)

    10月12日の土曜日に三浦自然教室で秋の集い(運動会)が行われました。

 1週間延期となってしまっていたので、児童にとっても大人にとっても待ちに待った1日でした。

 定番競技であるスクールバスや台風の目では、他学年のB組、N組、P組と一緒に何度も練習してきた成果を発揮できていました。クラスによっては秘密の作戦もあったようです。

 クラス対抗の競技としてスプーンリレーや大玉転がしなども行われました。競技への全力の取り組みとお友だちへの精一杯の応援とが相まって、芝生の上は熱気に満ちていました。

 6年生にとっては最後の秋の集いです。事前準備、下級生への働きかけ、当日の放送や運営、用具の準備と片付けなど、沢山の仕事がありましたが、無事6年生としての責務を果たすことができていました。一方、自分達の競技であるクラス対抗リレーと騎馬戦ではクラスの思いを全面に出して、全身全霊で競技に臨んでいました。

 競技毎にクラス対抗で得点がついていきますので、閉会式では得点発表があります。優勝したクラスと優勝を逃したクラス。全力を尽くせた児童に実力を発揮できなった児童。それぞれの立場や思いは異なりますが、得点発表の際には互いの健闘をたたえ合う拍手が全員を包んでいました。

 爽やかな感動と心地良い疲れを残して、今年度も大きな怪我無く秋の集いを終えることができました。

英語授業の様子をご紹介します。

今回は、4年生の専科教員による授業と5年生のネイティブ教員による授業の様子をご紹介します。

4年生は、Ice breakとして、“Where did you go last weekend?”という質問に対して、“I went to~.”で答える練習をしました。積極的に手を挙げて発言しており、英語の授業に前向きに取り組んでいます。

またテキストSmileに出てくる疑問詞Whichを使った表現を学んでいます。

5年生は、週に一回、アメリカで小学校教員をされていたネイティブ教員による、スピーキング重視の授業を行っています。

Mingoというお友達同士で質問文を聞き合い、答えることでBingoを目指すゲームをしました。このゲームを通して、“Did you find a friend who went to the zoo?”-“Yes, I did./ No, I did not.” など”Did you find a friend who~?”から始まる会話表現を学んでいます。

また4 corners という教員の指示に従って教室の四隅に移動するゲームをして、リスニング力も鍛えていきます。

 

2年生の様子

9月に行われた清泉ファミリーバザーにて、2年生ショップを開き、リャマのハニーくんの飼育費のために、マラカスマグネット・うちわ・しおりなどを手作りし、販売しました。

お店の看板づくりや値段表作り、お店屋さんの練習など、全員で準備から当日まで力を合わせて頑張ることができました。ハニーくんのために心を1つにできた、かけがえのない経験に感謝します。

 

山の学校

5年生は、9月17日(火)~20日(金)の3泊4日を長野県にある望月少年自然の家で過ごしました。4日間、多くの方々のご協力の下、たくさんの貴重な体験をさせていただきました。

 

1日目 八島湿原

お天気にも恵まれ、八島湿原は素晴らしかったです。この湿原は、標高およそ1600mに位置し、面積は東京ドーム9個分、12000年の歴史が作り出したと言われる湿原です。

クラスを3つに分け、現地のネイチャーガイドの方と一緒に散策をしました。ガイドの方から植物や虫、動物のことや湿原のお話を伺いながら、湿原を一周しました。歩き始める前はアブのことを「蜂だ!ヤダー。」と怖がっていた子どもたちでしたが、歩いていくうちに慣れ、アブが指に乗っても平気になりました。およそ1時間半の散策は、自然の世界を満喫する時間になりました。

<児童の感想(一部抜粋)>

  • 八島湿原は自然がものすごくきれいでした。野生の生物がたくさんいて、風が気持ちよかったです。

自然の家での生活

宿舎に到着をしてから、入所式を行い各部屋でシーツを布団に取り付けました。こちらはホテルではないので、一人ひとりが、この自然の家のルールに従って生活をしなければなりません。シーツの取り付け方、片付け方、布団のたたみ方、食事の下膳など、すべてにお手本があります。そのお手本と同じことをするのも、山の学校での大切な学びの1つです。

また、毎日、室長会議や副室長会議がありました。各部屋での約束事などを確認して、部屋のお友達へ伝達するのも大切なお仕事でした。

施設で食事を頂くときは、当番制で食事係がありました。早めに食堂に集合し、配膳を行います。どの子どももテキパキと仕事をしていました。その姿は立派でした。

(左下:入所式  中央:食事当番  右下:夕食)

<児童の感想(一部抜粋)>

  • お夕飯をいただきました。とてもつかれている体に、ワカメとタマネギのスープがとてもしみわたりおいしかったです。湯船の温度がとても良かったです。
  • 部屋は、思っていたよりも大きかったです。お風呂も温泉のように広くて、使いやすくてみんなでお風呂に入れました。今日は、良い1日でした。

 

2日目 森林整備体験

この体験は、宿舎から歩いてすぐの森林で行いました。挨拶を終えると、すぐに伐採の仕方を教えて頂き、各グループに分かれて作業しました。今回の子どもたちの活動は間伐です。木々が密集している木を伐り、光が地面に届くようにします。子どもたちは力を合わせて活動をしていました。「疲れて、もういやだ。」と、言う子どもは1人もいなく、一生懸命行っていました。この経験は、もしかしたら一生に一度限りかもしれません。貴重な1日になったことでしょう。

<児童の記録(一部抜粋)>

  • 初めて、木がグループの力で倒れた時、達成感があり、とてもうれしく、もっと気合いが入りました。午前の部も午後の部も楽しく、たくさんのことを教えていただきました。
  • 木をお友達と協力して切ることによってお友達との仲も深まりました。木を切って、森林もより豊かになるといいです。

 

3日目 湯の丸山の登山

2日目の夕方から雨が降り、一旦雨は止んだものの、登山の日は朝食の時間からまた雨が降り始めました。登山ができるのかどうか心配されましたが、歩き始めて少し経つと雨が上がり、山頂まで登ることができました。

湯の丸山はずっと登りで、岩場や多く、一歩ずつ、慎重に登っていかなければなりません。子ども同士で声を掛け合いながら、頑張っていました。もしかしたら、1人だったら諦めてしまったかもしれません。しかし、みんなと一緒に登ったからこそ、頂上まで行くことができた方もいたのではないでしょうか。登っていくと、景色がきれいで、遠くに富士山。群馬県や長野県の街が見渡せました。子どもたちが「うわぁ。」「すごーい。」「きれいー。」と自然とつぶやきが出て、感動していました。

頂上に到着すると、昼食を頂きながら、30分ほど休憩をしました。頂上に着いた時の子どもたちの表情は疲れを見せながらも、「やり切ったぞ!!」といった良い表情でした。昼食のおにぎりもいつも以上においしく感じました。湯の丸山は2101mです。今までで一番標高の高い場所での食事だった子どももいたことでしょう。

<児童の感想(一部抜粋)>

  • 最後の方の岩が多かった所は少し大変でしたが、頂上の景色がとっても良くて美しかったです。帰りも大変でしたが、スキー場を下る時、「登って、とっても良かったなー。」と思いました。
  • 雲の上にいて、私はこんなに登ってきたんだなあと思いました。雲の上に来たのが初めてだったので、感動しました。

バザー

9月17日とても良い天気のお恵みのもと、清泉ファミリーバザーが行われました。

清泉の子どもたちは、バザーを毎年心待ちにしています。今年も、様々な場所で子どもたちの笑顔があふれていました。

ただ楽しむだけでありません。4・5・6年生は、バザーをつくりあげる大切なお役目も担います。4年生は、ゴミ掃除係。5・6年生は、受付やゲームの運営を支えるお仕事をしました。みんな一生懸命に心を込めてお仕事をしていて、とても立派でした。

また、2年生はリャマのハニーくんのお世話の費用を得るために、自分たちで商品を作り、お売りしました。

清泉の子どもたち、保護者の皆様、教職員、清泉ファミリーが一体となったすてきなバザーとなりました。早速、子どもたちは来年のバザーを楽しみにしているようです。

2学期が始まりました

長い夏休みを終え、清泉小学校に元気いっぱいな子どもたちが戻ってきました。2学期の始まりです。

厳しい暑さが続いていますが、清泉の子どもたちはお友達と過ごせる喜びを感じながら、元気いっぱいに勉強し、お友達と思いっきり遊んだり、お話をしたりしています。

始業式には、校長先生より「2学期は持っている力を発揮するときです」というお話がありました。1年の中で1番長い2学期。行事や毎日の学習を通して、自分の持っている力を少しずつ高め、発揮する学期にしていきましょう。

校長だより 実りある2学期に~心を高めよう~

皆さん、おはようございます。
お元気でしたか。
今朝、笑顔でしっかり挨拶を交わせたこと、講堂でこのようにまた集まれたことをとても嬉しく思っています。神様に見守っていただいた夏休みでしたね。神様に感謝です。

猛暑の夏でした。皆さんからいただいたお手紙を見ると、暑さの中でも普段できないこと、例えばおうちのお手伝いをたくさんする、遠い親戚に会いに行く、習い事の発表のために毎日練習をする、泳ぎが上手になるようにチャレンジする、自学をがんばるなどを、それぞれが確実に進めていて、皆さんのたくましさが伝わってきました。「2学期待ち遠しいです。」というメッセージもたくさんいただきました。お手紙を読むたびに、早く会いたいなと思っていました。

いよいよ2学期が始まりました。1年の中で 1番長い学期です。バザーがすぐにありますね。5年生は長野で「山の学校」が行われます。1、2、3、4、6年生は、自然教室での「合宿」があります。全校での「秋の集い」もあります。4年生が主催する「クリスマスの集い」もあります。その他にも、きっと心に深く刻まれる行事、学びがたくさんあることでしょう。わくわくしますね。


久しぶりに学校に来て、学校の中が1学期と違っている、と思ったことはありますか。多くの方のお力によって、1階のオープンスペースや 1階の教室の床がきれいになりました。また 1、2年生のお庭の人工芝が張り替えられました。外階段も床の部分がきれいになり、保健室の扉が引き戸になりました。皆さんがよりよい学校生活を過ごせるようにしましたので、工事に関わってくださったすべての方に感謝して、学校のものを大事に使っていきましょう。

2学期は行事や日々の学習を通して、持っている力を発揮するときです。
力を発揮してうまく事が進んで嬉しさいっぱいの日もあれば、自分の思うようにいかなくて心がへこむこともあるかもしれません。心がへこんでも冷静に受け止め柔軟に考えて、しなやかな心を自分の中につくっていきましょう。神様は私たちといつもいっしょにおられます。「神様がいつもいっしょ」と感じると心強いですね。


この夏、パリオリンピックを見ましたか?今、パラリンピックが行われていますが、先生は体操男子キャプテンの萱選手がピンチの時にかけ続けた言葉、「絶対あきらめるな 最後まであきらめるな」が心に響きました。仲間が演技を失敗して大ピンチの時、心折れることなく声をおなかの底から発し続け、仲間の気持ちを奮い立たせた、あの声かけと気持ちの前向きさは、それまでの体操競技での経験や仲間への熱い思いがあったからでしょう。無理ではないかと思われた団体で逆転金メダルにつながりました。

土壇場に来た時に人は試されます。
皆さん、2学期にある行事や学習を通して、心を高め、力を出し尽くし、あきらめないで前を向いていきましょう。神様からいただいた力を惜しまずに使っていきましょう。
2学期が終わるときに、こんなことを乗り越えました、実行できました、力が発揮できました、ということをお話しできるように、よい2学期にしていきましょう。 お友だちと絆を深めましょう。

『心の目を開く』~点字クラブ・日本点字図書館見学~

 8 月 2 日(金)、点字クラブの5・6年生 20 名で、高田馬場にある日本点字図書館見学に行ってまいりました。
 
 日本点字図書館は、1940 年(昭和 15 年)に故・本間一夫先生がお創りになった、点字・録音図書の蔵書数が日本一多い私立図書館です。本間先生は、『清泉の百冊』にも入っている『愛の点字図書館長』という伝記の主人公にもなっている方です。
 今年の見学も、昨年にひき続き、現館長の立花明彦(たちばなあけひこ)先生が私達のためにわざわざいらして下さり、目の不自由な方が持つ白杖(はくじょう)や身の回りの点字について分かりやすくお話しして下さいました。町で困っている視覚障がい者を見かけた場合のお手伝いの方法も教えて頂き、熱心にメモをとる子ども達でした。

 立花先生のお話の後は、2つのグループに分かれて、図書館の成瀬先生と石井先生に館内を案内して頂きました。最新の点字タイプライターや地下の点字図書保管庫、録音図書を作るためのスタジオや、晴眼者(せいがんしゃ)(=視覚障がいを持っていない人)と目の不自由な方がペアになって行う点字図書の校正作業など、普段はなかなか見られない場所も余すところなく見せて下さり、子ども達にとってとても良い学びになりました。

 さて、日本点字図書館の創立者の本間先生が 2003 年(平成 15 年)にお亡くなりになる前に、当時の点字クラブのメンバーに会って下さったことがあります。一人ひとりと握手して下さり、こうおっしゃいました。「盲人は、目ではなく、指で文字を読むことで、『心の目を開く』のです。」

 もうずいぶん前のことですが、今でも先生の大きな、あたたかい手の感触とともに、力強くおっしゃったその言葉が強く思い出されてきます。私達晴眼者はどうでしょう。何をもって「心の目」を開いていくのでしょうか。

 清泉小学校の子ども達は、毎週金曜日にお弁当のおかずやデザートを我慢し、保護者の皆様の温かいご理解も頂きながら、その分のお金をチャリティーとして、ボランティア委員会が決めた様々な場所にお捧げしていますが、日本点字図書館にもお送りさせて頂いております。このご縁がこれからも続いていきますように。

 立花先生、成瀬先生、石井先生、お忙しいところを本当にありがとうございました。

校長だより~終業式~

いよいよ今日で1学期が終わります。 皆さんのお顔をみると、充実感、達成感でいっぱいですね。

1学期を振り返ってみます。4月は1年生83期のお友だちをお迎えし、心新たに新年度をスタートしました。新しいクラスでお互いをよく知り合う1学期だったと思います。「お友だちを大切に」や聖ラファエラ・マリア様のことば「お友だちを幸せにすること、それがほんとうの愛」を心にとめて学校生活を送りました。毎日お友だちといっしょにたくさん考え合い、聞き合い、助け合い、体験して、学習して、時には思い通りにならなくても譲り合って、許し合って・・・そしてみんなが笑顔であるように心がけました。
皆さんよくがんばりました。いつも神さまが私たちと共に歩んでくださり、見守ってくださいました。感謝です。

6年生は、学校のリーダーとして、下級生を気にかけ行動することができました。
行事だけでなく週番や委員会での活躍は素晴らしかったです。ありがとうございました。温かく心優しい行動が学校全体に広がっています。6年生全員が元気に参加した、奈良の修学旅行も良い思い出となったことでしょう。これからも皆さんの力に期待しています。


5年生は、6年生がいないときに学校を支えてくれました。

学校の日には、聖ラファエラ・マリア様の発表をし、大きな拍手に包まれました。5年生が発表する言葉には力がありました。勉強が一段と難しくなりましたが、素直で真剣な皆さんの表情から本気度が伝わってきました。これからがますます楽しみです。


4年生はマリア様の集いを主催して、それぞれのお役に責任を持って取り組んでいたのが印象的でした。

素晴らしい集いでした。高学年の仲間入りをして、5・6年生から多くのことを学んだことでしょう。この夏は計画したことを、自ら実行していくようにチャレンジしてください。


3年生は、若葉の集いで1・2年生をリードしました。

鎌倉調べがスタートして、足を使って見学に行ったり、調べたり、記録したりしていましたね。鎌倉のことにますます興味が湧いたことでしょう。夏もその学びを深めてください。


2年生は1年生を連れての学校探検が素晴らしかったです。

また、リャマのハニー君のお世話をよくがんばりました。夏の間も順番にお当番があることでしょう。大事な命です。よろしくお願いいたします。


1年生は、すっかり清泉小学校の子どもになりました。

自分で朝のお支度ができるようになって、たくさんのお友だちの名前を覚えて立派です。あいさつもとっても上手になりました。蚕さんとの生活で初めて気づいたことがたくさんあったことでしょう。2学期も楽しみですね。


さあ、明日から夏休みです。

数えると47日あります。おうちでどんなことをしようか、家族とどのように過ごすのか、わくわくしていることでしょう。静かな心でお祈りをする時間も大切に、毎日規則正しく過ごしてください。こつこつ学習することや先生とお約束ごともありますね。時間がある夏休みしかできないことにもぜひ挑戦してください。
皆さん、お元気で。清泉小学校の先生方みんなで、皆さんのためにお祈りしています。またこの講堂で9月5日、元気に会いましょう。

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