清泉小だより

校長だより

校長だより「愛」 あふれる感謝を

明日から6年生は奈良県へ修学旅行に行きます。よい学びとなるように、皆さんお祈りください。留守の間は5年生が6年生の代わりを務めてくれます。5年生よろしくお願いいたします。

今、講堂朝礼では「愛」について考えています。
はじめに1年生の日記を紹介します。
『カイコさんにわるいことをしたなとおもいました。(1年生はカイコを育てています。)でも、いまいきているのがうれしくてうれしくてたまりません。いつもありがとう。つぎはくわのはやおそうじをもっとしてあげたいです。カイコさんにもっとおおきくなってほしいです。 』
たまごからかえって、とっても小さかったカイコさんが、白い体になって元気にむしゃむしゃ桑の葉っぱを食べている様子を見ると、このお友だちはとってもうれしいのでしょう。大きく育つことができなかったカイコさんもいたと聞きました。「おはかを作ります。」と、教えてくれたお友だちもいました。大きくなりますように、と願いをこめてお世話をしているからこそ、元気に育っているカイコさんを見て「いつもありがとう」という気持ちが沸き上がってきたようです。 カイコさんに感謝ですね。


次は 2 年生の日記です。
『ハニーくん(リャマさんの名前)とうばんで、わたしはパンをもっていきました。おそうじがおわってから、みんなに「パンちょうだい」と言われたので、「いいよ」と言ってあげました。そしたら、「ありがとう」とみんな言ってくれてうれしかったです。』
2年生は森でハニーくんのお世話をしています。この日記から、お友だちと仲良くハニーくんを見守っていることが伝わってきました。パンをいただいて「ありがとう」と感謝し、パンを分けてあげたお友だちがその言葉を聞いてうれしくなって、みんなでいっしょにハニーくんにパンをあげたのですね。「いいよ」と温かい心を渡してみんながにこにこ笑顔でいたので、そのぽかぽかの雰囲気の中にいたハニーくんも、きっと「みんなありがとう」と感謝していたことでしょう。 お友だちに感謝、ハニーくんに感謝ですね。

この 2 人のお友だちの日記から、感謝する気持ちが温かい雰囲気を作っていることを感じます。
「お友だちを幸せにすること、それがほんとうの愛」
と伝えてくださった聖ラファエラ・マリア様の言葉を、感謝のうちに実践していることが、先生はとても嬉しいです。1・2年生は今、生き物を育てていて、毎日命に向き合っています。カイコさんもリャマさんも大事なお友だちです。「いつもありがとう」と声をかけることはお友だちを幸せにします。

聖書の中にもこんな言葉があります。
「いつも喜んでいなさい  絶えず祈りなさい  すべてのことに感謝しなさい」
していただいたことに感謝するばかりでなく、先ほどの 2 人のお友だちのように、生きている命に感謝、「ありがとう」と言ってくれたお友だちに感謝できることは素晴らしいです。そしていつも神様といっしょにいられることに感謝、当たり前にいただけるお食事に感謝、学校でみんなと一緒に学べることに感謝・・・すべてのことに感謝して過ごしてまいりましょう。
聖歌「愛をください」にも感謝という言葉が出てきます。
♪イエス様 わたしに いつでも笑顔を あふれる感謝を ゆるせる心を・・・♪

あふれる感謝も「愛」です。すべてのことに感謝しながら、引き続き「愛」について考えてまいりましょう。

校長だより~「愛」 いつでも笑顔 であるように

5月18日は聖ラファエラ・マリア様の列福式が行われた日でした。

世界に広がる姉妹校が、聖ラファエラ・マリア様のことを思い起こしてお祝いしました。

清泉小学校では5年生が、17日に聖ラファエア・マリア様についてすばらしい発表をしました。5年生の皆さん、ありがとうございました。

聖ラファエラ・マリア様は、清泉小学校の皆さんに“お友達を幸せにすること、それがほんとうの愛”と伝えてくださっています。「どうぞ ありがとう ごめんなさい」の言葉を大事にして「お友だちを大切に」愛でいっぱいの学校にしてまいりましょう。

引き続き、清泉で大事にしている10の価値の中の「愛」についていっしょに考えたいと思います。

前回、皆さんに紹介した、聖歌「愛をください」の中で、こんな言葉がありました。

♪イエス様わたしにいつでも笑顔をあふれる感謝をゆるせる心を・・・♪

いつでも笑顔を・・・とありますが、皆さんはいつでも笑顔でいますか?いつでもとは、なかなかいかないかもしれません。楽しいこと、嬉しいことがあると笑顔でしょうし、思うように事が進んだ時、笑顔でしょう。テストでよい点をとったとき、上手に絵が描けたと思ったときも笑顔でしょう。

では、朝、あいさつを交わすときどうでしょうか。

にこにこ笑顔で「おはようございます。」言われると、先生はとても気持ちが良いです。元気パワーもいただきます。また、「お先にどうぞ」と笑顔で言われたら、これもまた気持ちよく「そうですか、すみません、ありがとうございます。」とその人と温かいやりとりができます。

お友だちに良いニュースがあった時、「いいなあ。」とうらやましくてお顔が曇っている人をみかけることがありますが、「すごいね、よかったね。」といっしょに喜べると、笑顔の輪が広がります。お友だちが失敗をして「ごめんなさい。」と言ったとき、笑顔で「いいよ。」とゆるしてあげたら、きっとお友だちも安心することでしょう。

笑顔は、あったかいパワー、優しいパワーをいっぱいいっぱい出します。

困ったこと、つらいことがあっても微笑みを忘れなかった聖ラファエラ・マリア様のように、どんなときも笑顔で過ごせますように、神様にお力をいただきながら学校生活を送ってまいりましょう。

 

校長だより~清泉10の価値 「愛」について共に考えていきましょう~

4月16日の講堂朝礼での校長先生のおはなしをご紹介します

皆さん、おはようございます。
1年生の皆さん、学校生活はいかがですか。朝のお仕度のとき、お兄様、お姉様が優しく教えてくださっていますね。お庭でもいっしょに遊べて楽しそうです。また、先生のお話を一生懸命聞いている姿を見ました。感心しました。1 年生、良いスタートを切りましたね。

1年生の朝の支度を手伝う6年生

担任のお話を聞く1年生

2年生以上の皆さん、新しい学年になって、新しい気持ちで頑張っていますね。早速1年生に近寄って「大丈夫?」と話しかけているところを見ました。率先して「お友だちを大切に」を実行している姿を見ると心がぽかぽかしてきます。朝、1年生といっしょにお聖堂に入ってお祈りをするお友だちもいますね。

朝のお聖堂の様子

お祈りをすると神様とお話ができて心が落ち着きますから、良い1日を送れそうです。神様は皆さんのことが大好きで大好きでたまらないですから、お祈りをするとその「愛」を感じ、喜びであふれることでしょう。神様は「愛」そのものです。神様に必要とされ、一人ひとり命をいただき、見守られて過ごしています。ですから神様のことを忘れないで過ごしてまいりましょう。「お友だちを大切に」「愛」でいっぱいの学校になるとよいですね。

 

児童が考えた「愛」のキャラクター

2024年度は、清泉で大事にしている10の価値の中の「愛」についていっしょに考えたいと思います。

聖ラファエラ・マリア様は愛についてこんな言葉をおっしゃっています。まわりの人を幸せにすること、それがほんとうの愛。
今の言葉の「まわりの人」の所を皆さんは「お友だち」と考えると分かりやすいかと思います。
お友だちを幸せにすること、それがほんとうの愛となります。お友だちが困っているときに声をかけたり助けてあげたりすること、お友だちの気持ちを考えて喜ばれることをすること、悲しそうなお友だちがいたら励ましてあげることなどがほんとうの愛なのです。

清泉の創立者聖ラファエラ・マリア

また、聖歌「愛をください」の中ではこんな風に表現されています。

~「愛をください」~

イエスさま 私に いつでも笑顔を
あふれる感謝を ゆるせるこころを
どんな時でも どんな人にも
あたえる愛を 愛をください

イエスさま 私に いつでも自由を
かわらぬ友情を すなおなこころを
どんな時でも どんな人にも
あたえる愛を 愛をください

 

聖歌の中で「愛」は笑顔、感謝、ゆるせる心、自由、友情、すなおな心、とあらわされ、そしてどんな時でもどんな人にも与える愛をくださいとお祈りしています。
これらを踏まえて、「愛」について少しずつ共に考えていきましょう。「愛をください」の聖歌もいっしょに歌えるといいなと思います。

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