校長だより~修了式~
今、教会では四旬節に入っています。四旬節とは、復活祭(イースター)前の40日の期間のことです。今年の復活祭は4月20日なので、その前の40日間がイースターです。
教皇様は四旬節のメッセージの中で、「他者とともに歩めているか、その声に耳を傾けられているか、自己中心的になったり自分の必要だけを考えたりする誘惑に屈せずにいられているか、神様のみ前で考えてみましょう。」とおっしゃっていました。私たちは弱いので自分のことを中心に考え、周りに目を向けられないでいることもあります。周りの方々の気持ちに寄り添っているか、復活祭前の日々、お祈りをし、自分の心を振り返って、神様と対話してみましょう。そしてお友だち(クラス、学年、先生、家族、登下校でいっしょになる方々、世界のもう一人のお友だち)に温かい心を差し出しているか考えて、できていなかったら神様に力をいただけるようにお祈りいたしましょう。
今日は、修了式です。この1年間、お友だちと一緒にたくさん学んで、たくさん考えて、たくさんお友だちと協力し合って、充実した日々となったのではないでしょうか。神様に見守られて、楽しい学校生活を送れて幸せでした。神様に感謝です。
さて、いつもなら講堂内は6学年そろっていますが、今日は6年生がいません。そうです、きのう卒業されました。4年生、5年生が学校の代表として卒業式を見守りました。卒業証書を受け取るときの78期6年生の返事は、一人ひとり「はい」と、しっかりした声でした。清泉小学校の卒業生として、胸を張ってとても立派でした。
そしてそのバトンを受け取ったのは79期5年生です。79期の持ち味の優しく温かい心で、下級生を見守り導くことができるでしょう。期待しています。どうぞ よろしくお願いします。
3学期、1年生、2年生、3年生は、おうちの方を招待して総合発表会がありました。学年やクラスで心をひとつにして作りあげていて、先生はとっても感動しました。
1年生は担任の先生方の助けがなくても自分たちで動き、支え合って発表会を作り上げていました。とても立派でした。
2年生はリャマのハニー君のお世話を通してたくさんのことに気づいたり、話し合ったりして、大きく成長しました。この1年間の日々は皆さんの宝ものです。
3年生の総合発表は各クラスでの1年間 の学びがギュッとつまっていました。先生は鎌倉時代にタイムスリップしました。かわらけ、甲冑、大きな絵、大きな立体作品、そして劇も発表も、1つ1つに工夫を 凝らしていました。3年生は鎌倉博士になれましたね。
4年生は、カトリック音楽会、6年生を送る会で歌声を披露しました。皆さんの歌声は、聴いている人の心を震わせます。その一体感はすばらしいです。
5年生は「6年生を送る会」の企画、運営をがんばりました。ありがとうございました。卒業生の心に残る演出が多く、様々なことを思い出して感動している人がたくさんいました。大成功でした。
4月になると新1年生が入学してきます。皆さんは、新しいクラス、学年になります。今日で、1年間共に過ごしたクラスのお友だち、先生とお別れです。きっといろんな思い出でいっぱいのことでしょう。「ありがとう」の気持ちで過ごしてください。春休みは、心も体もゆっくり休めて、新しい学年の準備をし、4月8日、心新たに登校してください。次のクラス、学年も楽しみですね。これからも皆さんと「お友だちを大切に」過ごしてまいりましょう。よい春休みを送ってください。