清泉小だより

2025年

第55回神奈川県私立小学校児童造形展のお知らせ

2月11日(火)から、神奈川県私立小学校児童造形展が始まります。

これは、神奈川県にある私立小学校に通う小学生が心を込めて作った作品を展示する展覧会で、今年で55回目となります。
本校も、1年生から6年生までいろいろな作品を出展しています。
子どもたちの力作をどうご覧ください。

開催日時
2025年2月11日(火)~16日(日)
10時~18時(最終日は15時まで)

入場無料

場所
神奈川県民ホールギャラリー 神奈川県横浜市中区山下町3-1

主催 神奈川県私立小学校協会

第55回神奈川県私立小学校児童造形展ポスター

校長だより~イエスさまの生き方をお手本に~

2月3日は立春でした。まだまだ寒い日が続いていますが、立春は「暦の上では春」と呼 ばれる日です。最近は日に日に日が長くなって、春が近づいてくることを実感することが できます。3学期の登校日も残り30日を切りました。

皆さんは今、1年のまとめをがんばっていますね。そんな学校生活を送る中で、お友だちとうまくいかなくて「困ったな。どうしよう。」と思うこともあるかもしれません。そんな時は、イエス様だったらどうするかな・・・と考えてみるといいのですが、皆さんはいかがですか。

先日ある冊子(「こじか」オリエンス宗教研究所)を読んでいましたら、神父様への相談でこんなものがありました。
『となりにすわっているお友だちがいつもじまんばかりしているので、話がつまらないです。それで、ほかのお友だちと仲良くしていると、嫌なことを言ってきます。嫌なお友だちと離れたいと思うことは、悪いことですか。』という相談でした。皆さんの中に似たような経験、例えば「このお友だちと気が合わないな。嫌なことを言 われて楽しくなくなったから、このお友だちと離れたいな。」と思ったことがある人がいるかもしれません。そんな時は、皆さんどうしますか。

神父様は「人によって、感じ方はいろいろですよ」「受け止め方は様々であることを知っておきましょう」と書いていらっしゃいました。その上で、次のように続けておられました。『じまんばかりしているとなりのお友だちに対して、あなたは「つまらない、離れたい」と感じているけれど、他の人は「おもしろい」と思っているかもしれないよ。あなたにはとなりの人だけでなく他にもたくさんのお友だちがいる、お友だちはとても大切だから、心の平和を保つためにそのお友だちと少し距離をおくのは、けんかをしないためにあなたが本当にそうしたいならそうしてもいいけれど。イエス様は、「人からしてもらいたいことを、人にもしなさい」(ルカ6章31節)とおっしゃっているから、このみ言葉を努力目標にしてみたらどうかな。』

じまん話ばかりをしているお友だちがつまらないからそのお友だちと離れることは、イエス様のおっしゃる「人にしてもらいたいこと。」なのでしょうか。お友だちを大切にするときに、自分がお友だちにしてもらいたいことかを考えてみるといいですね。また、じまん話をしているお友だちは、本当にずうっとじまんばかりしているのでしょうか。そのお友だちのことをどのくらい知っているのでしょうか。良いところはないのでしょうか。お友だちのほかの面にも目を向けて、お友だちを決めつけてしまわない、よく知るということが大事 だと思います。

そのあと神父様は次のように続けて書いていらっしゃいました。『人間関係は切るのは簡単だけど、再びつなぎあわせるのはとても難しいよ。今は、少し 離れても、いずれ気持ちよく仲良くなれればいいと願っているよ。イエス様の言葉 「自分を愛してくれる人を愛したところで、あなたがたにどんな恵みがあろうか。罪人でも、自分を愛してくれる人を愛している。また、自分によくしてくれる人に善いことをしたところで、どんな恵みがあろうか。罪人でも同じことをしている・・・・あなた方は敵を愛し なさい。」(ルカ6章32~36節)を読んでみよう。そして、神さまの力をお借りしていつの日か、じまん話のお友だちも、あなた自身も変わって、真の友情が築けるように祈っています。』

さて、ここでもう1度考えてみましょう。お友だちとうまくいかないな、と思ったときにどうしますか。どんな人もお友だちとのことで、困ったり悩んだりするものです。そんな時、皆さんはきっと迷ったり、心を痛めたり、悶々としたりすることでしょう。真の友情は、そんな気持ちのすれ違いがあってもそれを乗り越えて、わかり合い、認め合い、許し合い、絆を 強めていくものだと思います。この神父様のお話のように、「人によって感じ方はちがう」ことを心に留め、お友だちをこういう人なんだと決めつけないで、そのお友だちのことを よく知る努力をしてみましょう。人にしてもらいたいことを、勇気をもってしましょう。そんな困難な時が成長のチャンスです。お友だちも自分と同じように神様から愛されている大事なお友だちです。一人一人の中にイエス様がいらっしゃいます。お友だちを大切にすることって本当にどんなことなのか、お話ししたような経験を通して考えることもありますね。

校長だより~すべてのことにありがとうを~

皆さん、おはようございます。

昨日は大寒でした。1年の中で最も寒さが厳しい頃を意味しています。寒さに負けず元気に過ごしたいものです。

特別宗教に参加している4年生・5年生と音楽科の先生が作ってくださった、聖ラファエラ・マリア様の歌『あなたの心を生きます』はとても素敵な歌ですね。素晴らしい曲を作っていただきありがとうございました。

どの教室の朝礼に出ても、みんなが心を込めて歌っている様子が見られます。そして今日の講堂朝礼でもお互いの歌を聴きながら、全校で歌詞を響かせることができました。

歌詞の中に「すべてのことにありがとうと伝えることができますように」とありますが「すべてのこと」とは何でしょうか。

自分に良いことをもたらしてくれてありがとうございます、ばかりではないと思います。すべてが楽しいこと、すべてが嬉しいことではなく、自分にとって苦い経験があった時もありがとうございます、失敗したことを指摘されたときもそれに気づかせてくださってありがとうございます、ということも含まれるでしょう。

先日授業中、先生が「ここがこんなふうにちがっていますよ」と言ったら、その方は一瞬顔がくもって残念そうな様子だったのですが、「ありがとうございます」と言って机に戻っていきました。「ありがとうございます」と言われて先生は、なんて心が柔らかいのでしょうと思いました。


また時に、思うようにいかないこともその瞬間は感謝の言葉は出ないかもしれませんが、しばらく経って振り返ったときにあの経験は自分にとって宝物になった、と感謝することもあります。私たちは弱い人間です。聖ラファエラ・マリア様のように、すべてのことにありがとうと伝えられますように、と祈りながら歌いたいと思います。謙虚に受けとめられる柔和な心を持ちたいものです。

聖ラファエラ・マリア様の帰天100年を記念して作られたこの曲を、これからも大事に歌ってまいりましょう。

1年生の様子

3学期が始まり、1週間ほど経ちました。3学期、1年生は2年生になるための準備の時間です。

 

2学期末には、中庭の花壇に1年生のためにチューリップの球根を植えました。2本の溝を目印に、スコップを使って穴をあけて、球根から芽が出やすいように丁寧に植えました。新1年生のよろこぶ顔を思い浮かべながら、土をかけていきました。学年全体で、合わせて100個の球根を植えました。

 今の2年生が植えてくださったように、ご恩送りの伝統を守っていきます。

また、3学期が始まってすぐ、「1年生を終えるための決心」を書きました。①学習、②生活、③心(お友だちを大切に)という3つの観点で、この3月までに達成したい自分のための目標を考えました。

一人ひとりが自分自身と向き合い、自信をもって成長していくことができますように。

始業式

皆さん、明けましておめでとうございます。

2025年になりました。新しい気持ちで新年を迎えて、それぞれが新たな決心を胸に、校門をくぐったことでしょう。手を広げたイエス様も、皆さんを喜んで迎えてくださっていました。

たくさんの方から、年賀状をいただきました。ありがとうございました。へび年にちなんだ絵が上手に描いてあったり、版画でデザインされていたり、写真があったり、メッセージが添えられていたりして、嬉しく1枚1枚拝見しました。メッセージには、「2025年をこんなふうに過ごしたいです」という決心が多く書かれていましたので、一部ですが紹介します。

まずは6年生の決心です。
「小学校生活最後の年です。充実した学校生活を過ごしたいです。」
「清泉小学校での生活も残すところわずかなので1日1日を大切にします。」すばらしい決心ですね。

5年生は、
「6年生0学期になるので、下級生のお手本になれるようにがんばります。」
「算数の計算が速くなるようにたくさん練習します。」もうすぐ6年生です。5 年生の意気込みを感じました。

4年生は、
「英語検定と漢字検定が受かるようにこつこつ勉強します。」
「ドッジボールで強い人のボールをとれるようになりたいです。次の大繩大会でみんなの力を合わせたいです。」がんばってください。応援しています。

3年生は、
「高学年になるので行事もいっぱいがんばりたいです。」

「できないことにチャレンジする、何事にもあきらめないで最後までがんばることです。」 自分と向き合ってのしっかりとした決心です。

2年生は、
「てつぼうをがんばりたいです。」
「お友だちを大切にどんなことにもちょうせんする1年にしたいです。」すばらしい決心ですね。

1年生は、
「やさしいことばをおくることを、がんばります。」
「これからもおべんきょう、がんばります。」      「ことしもたのしみます。」年の初めによく考えた決心です。

皆さんのことをいつも見守っています。これからの成長がとっても楽しみです。

3学期は締めくくりの学期です。そして次の学年への準備学期です。
3学期は学校に来る日が何日あるか、というと、1・2・3・6年生は47日、4・5年生は48日です。あっという間に過ぎてしまいそうなほど短いですね。

3学期は特に2つの気持ちを大事にしていきたいものです。

1.感謝の気持ちを持って。

「ありがとうございます」の言葉をクラスのお友だち、先生、おうちの方、周りの方々に伝えてまいりましょう。そして使った教室、机やいすにも感謝しながら過ごしましょう。

2.一つひとつに心を込めて。

当たり前のこと、例えば下駄箱に靴をしまう、次の授業の準備をする、あいさつなども意識してていねいに行うことを心がけましょう。

1年間の総まとめの学期の3学期が、より良い学期となりますように先生方も皆で応援していきます。

1月6日は、聖ラファエラ・マリア様がお亡くなりになられた日でした。ラファエラ様が帰天されてから100年が経ちました。世界の聖心侍女修道会、そして清泉ファミリーの皆様と共に、この1年間を「聖ラファエラ・マリア年」としてお祝いしてきました。

困難にあっても祈りのうちにイエス様と共におられ、目立たない所でも微笑みを忘れず、謙遜で柔和な方だった聖ラファエラ・マリア様に倣って、これからもお友だちを大切に、誠実に、過ごしてまいりましょう。

良い3学期になりますように。

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