キリスト教教育

生き方の土台づくり

神のみ前に 清く 正しく 愛深く

自分の存在の大切さに気付く

性・国籍・民族・能力・健康などの区別なく、一人ひとりがかけがえのない存在であり、好きか、気が合うかではなく、その人を存在そのものとして大事にする心。感謝する心。祈る心。ゆるす心。自分の弱さを知る心。どんな時にもあきらめることなく希望を持ち、喜びと感謝に満ちた日々を過ごせる心。目に見える利益や結果より、目に見えない精神的価値を大切にする心を育てます。

誠実さ

『たとえ、みんながしても、それが正しくないことなら、私はそれをしない。たとえ、みんながしなくても、それが正しいことなら、私は一人でもそれをしよう。』

何を持って「正しい」「正しくない」とするか、その基準が「神のみ前に 清く 正しく 愛深く」というモットーです。世界の中で心豊かな一人の人間として生き抜いていくためには、周りに流されることなく、神様が何を勧めておられるのか見極める力を付けることが大切である、という考え方を低学年から育んでいます。

他者を思う心

『人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい(ルカ6章31節)』

自分の幸せだけでなく、他者の幸せに尽くし、自分に与えられた能力を知的にも人間的にも充分に伸ばすことに意欲を持ち、創造性と応用力、国際性を身につけ、あらゆる機会を生かして喜んで人々の幸せに尽くす人を育てます。

宗教

本校では「道徳」の教科に代えて『宗教』の授業を行っています。
週に一度の宗教の授業では、学年に応じて、「人間の思いをはるかに超える神という存在」について、また、「その神が私たちを創り、いつも共にいて下さること。」「自分であれ、他の人であれ、神からいただいた命を大切にすること。」そして、「神から愛されたものとして、互いに愛し合うこと」を伝えています。

祈り

清泉小学校では、始業前の朝礼、昼食前、昼食後、下校前に必ず祈りを捧げます。
子ども達にとって「祈り」は、まさに生活の一部分になっています。

ハンガーバンケット

テーブルいっぱいのごちそうか、パンと水だけの昼食かくじで決め、互いにどんな気持ちがするかを考え、飢餓という状況も含めた現実の世界を体験する活動がハンガーバンケットです。
入口でくじを引き、『高所得者』『中所得者』『低所得者』の3つのグループに分かれます。高所得者になれば、チーズバーガーやホットドック、フライドチキンなどをビュッフェ形式で食事をとることができます。その横で中所得者の子ども達は、ロールパンにチーズ、スープを。低所得者の子ども達は食パン4分の1と水のみを食します。すぐに食事を終えてしまった中・低所得者の子ども達は、豪華な食事をしている高所得者のお友だちをずっと見ながら待ちます。一方、高所得者の子ども達は、そんなうらやましそうな視線を浴びながら食事をし続けるのです。子ども達はそれぞれどんな気持ちになるのでしょうか。食事が終わったあと、子ども達は、各教室で素直な感想を話し合います。自分の気持ち、相手への気持ち、そして、自分たちの考えるべきこと、できることを。この経験が、世界に目を向け、貧困を考え、そして、自分自身を見つめ直す機会となっています。

チャリティー活動
~世界のもう一人のお友だちの笑顔のために~

清泉小学校では、40年近く前から、チャリティー活動を積極的に行ってきました。世界の開発途上の国々に目を向けて、「世界のもう一人のお友だちのために」をキャッチフレーズに募金活動を行っています。毎週金曜日は、「チャリティー弁当」の日として定着しており、子ども達はおかずを持参せず、おにぎり弁当にし、おかずの費用分を募金として集める活動を続けています。この「チャリティー弁当」は1985年、学級委員会の児童の発案によって始まったものです。
また、クリスマスには、「もう一人のお友だち」も喜びの内に温かいクリスマスを迎えることが出来るよう、12月のほぼ4週間、クリスマスの実行とともに、クリスマスのチャリティー活動を行っています。学年ごとに、海外の聖心侍女のシスターたちの使徒活動のために、いくばくかの犠牲を払って、児童だけでなく家族も巻き込んで、12月は特別にクリスマス献金として、いつもよりまとまった額を学年で決めた送り先へお送りします。

チャリティー送付先
  • ベトナム ラブ スクール(幼・小学校)
  • インド ムンバイ ディルクッシュ スペシャルスクールと託児所
  • フィリピン ナガ サンタ ラファエラ・マリア スクール
  • インド ワイピン 幼稚園・教会・貧しい漁村の女性の自立支援 等
  • インド コチ スネハンラヤム・スペシャルスクール
  • 東ティモール ディリの学生寮とバザールテテの幼稚園等

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